MENU

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

離婚は人生における大きな転機のひとつです。結婚生活を続けるか、それとも終えるか――その判断は誰にとっても簡単ではありません。「離婚を選んだ方がよいのか」「子どもや生活はどうなるのか」「後悔しないだろうか」。考えれば考えるほど答えが出ず、気持ちが疲れてしまう方も多いのではないでしょうか。

こうした悩みは決して特別なものではなく、多くの方が直面する自然な反応です。大切なのは、一人で抱え込まずに「安心して気持ちを整理できる場」を持つことです。カウンセリングはそのための時間と空間を提供します。

この記事では、離婚をめぐる心のプロセスや、認知行動療法(CBT)の視点からどのような支援が可能かを整理し、さらにカウンセリングを受けるメリットについてもご紹介します。


離婚に直面したときの心のプロセス

1. 怒りの感情

離婚を意識したとき、まず多くの方に訪れるのは「怒り」です。
「なぜ自分ばかり我慢しなければならないのか」「どうして分かってもらえないのか」といった気持ちは強烈で、心を消耗させます。

怒りは抑え込むと不眠や頭痛、胃の不調など体に表れることもあります。カウンセリングでは、怒りを抑え込むのではなく「安全に言葉として表現する」方法を大切にしています。


2. 自責の気持ち

時間が経つと「自分が悪かったのではないか」と自分を責める気持ちが強くなることがあります。

こうした思いに押しつぶされると、気力が低下し日常生活にも影響が出ます。認知行動療法では、このような極端な思考を一緒に整理し、現実的で柔らかい捉え方を増やしていきます。


3. 無価値感

怒りや自責を繰り返すうちに「自分には価値がないのでは」と感じる方も少なくありません。孤独感が増し、人との関わりを避けたくなることもあります。

カウンセリングでは、この段階で「小さな行動」に目を向けます。
信頼できる人に連絡をしてみる、短時間の散歩をするなど、現実的で無理のない行動を積み重ねることで「生活を立て直せる」という感覚を取り戻していきます。


Q&A:離婚の悩みとカウンセリング

Q1. 離婚を決めていなくても相談できますか?
A1. もちろんです。カウンセリングは「離婚を決断させる場所」ではなく「気持ちを整理する場」です。決められず迷っている段階での相談は自然であり、とても有効です。

Q2. 離婚後の生活不安も相談できますか?
A2. はい。離婚後は経済的な問題や生活習慣の変化、孤独感などに直面することが多くあります。カウンセリングでは、課題を一緒に整理し、現実的な対応策を考えていきます。

Q3. 子どもへの影響が心配ですが、相談できますか?
A3. 多くの親御さんが同じ悩みを抱えています。「どう伝えるか」「安心感を与えるにはどうするか」といったテーマを一緒に検討し、親自身が落ち着きを取り戻すことを支援します。


認知行動療法(CBT)によるサポート

当センターでは、認知行動療法(CBT)を専門にカウンセリングを行っています。CBTは「状況・思考・感情・行動」の関係を整理し、前に進む力を育てる心理療法です。

大切なのは、離婚を勧めることではなく「よりよく生きるために気持ちを整理し、行動を整えていく」ことです。


カウンセリングを受けるメリット

離婚に関する悩みを抱えたとき、カウンセリングを利用することには多くの利点があります。

  1. 安心して話せる場が得られる
     家庭や友人に打ち明けにくい内容も、守秘義務が守られる環境で安心して話せます。
  2. 気持ちを整理できる
     怒りや不安、自責の思いを言葉にすることで頭の混乱が解け、冷静さを取り戻しやすくなります。
  3. 客観的な視点を得られる
     自分では気づけなかった考え方の偏りを整理し、バランスの取れた視点を持つことができます。
  4. 具体的な行動につながる
     考えを整理するだけでなく「次に何をすればいいのか」という現実的な行動につなげることができます。
  5. 将来を見据える力が養われる
     離婚をする・しないに関わらず、自分らしい生き方を考える視点を育むことができます。

離婚の悩みを抱える方へ

離婚は「新しい人生のスタート」となる一方で、心身に大きな負担を与える出来事でもあります。大切なのは、結論を急がず、自分の思いや価値観を丁寧に整理することです。

山口で離婚にまつわる悩みを抱えている方、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。カウンセリングは、あなたがよりよい一歩を踏み出すためのお手伝いをいたします。


山口店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター山口店

一覧に戻る