2025年12月24日
- 認知行動療法
買い物依存へのカウンセリング/認知行動療法カウンセリングセンター山口店
こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
「必要ないと分かっているのに買ってしまう」
「買った直後はスッとするけれど、後から後悔や不安が出てくる」
「クレジット明細を見るのが怖い」
こうしたご相談は、決して珍しいものではありません。
本記事では、買い物依存がどのように続いてしまうのか、そしてカウンセリングでどのように整理していくのかを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
買い物依存とは何が起きている状態なのか
買い物依存は、「意志が弱い」「浪費癖がある」という話ではありません。
多くの場合、感情のしんどさを一時的に和らげる手段として、買い物が使われている状態です。
たとえば、
- 仕事や人間関係で強い疲れを感じたとき
- 不安や孤独感が強まったとき
- 自分を責める気持ちが出てきたとき
こうした場面で、「買う → 気が紛れる → 少し楽になる」という流れが繰り返されると、だんだん買い物が頼りやすい対処法として定着していきます。
「買った後につらくなる」のに、なぜやめられないのか
買い物依存で特徴的なのは、楽になる時間が短く、その後につらさが戻ってくる点です。
よくある流れは、
- 何かしらのストレスや不安が高まる
- 「買えば楽になるかも」という考えが浮かぶ
- 実際に買う
- 一時的に気持ちが落ち着く
- 後悔・自己嫌悪・金銭不安が出てくる
- そのつらさから、また買い物で逃げたくなる
この循環が続くことで、「やめたいのに、気づくとまた同じことをしている」という状態になりやすくなります。
認知行動療法では、何を整理するのか
認知行動療法のカウンセリングでは、
無理に我慢させたり、買い物を禁止したりすることは行いません。
代わりに、次の点を一緒に整理していきます。
- どんな場面で買い物欲求が強まるのか
- そのとき、頭の中にどんな考えが浮かんでいるのか
- 買い物以外に、同じ役割を果たせる行動はないか
たとえば、「買わないと気持ちが持たない」と思っている場面でも、実際には「疲れ切っていて、休む手段が他に思いつかない」というケースも少なくありません。
行動を責めるのではなく、なぜその行動が必要だったのかを丁寧に見ていくことが大切です。
「やめる」よりも、「選び直せる状態」を目指す
買い物依存の相談では、「完全にゼロにしなければならない」と考えて苦しくなっている方も少なくありません。
しかし実際には、
- 衝動が出ても、少し間を置ける
- 買わない選択肢が頭に浮かぶ
- 買ってしまっても立て直せる
こうした余地が生まれることが、改善に向けて大切なポイントになります。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 買い物依存は性格の問題ですか?
いいえ。多くの場合、性格ではなく、ストレスへの対処の偏りが影響しています。整理することで変えていくことは可能です。
Q2. 家族やパートナーに知られず相談できますか?
はい。当センターでは守秘を重視しており、本人の同意なく第三者に内容が伝わることはありません。
Q3. オンラインでも相談できますか?
可能です。対面が難しい方には、オンラインカウンセリングをご案内しています。
■ 認知行動療法カウンセリングセンター山口店
認知行動療法カウンセリングセンター山口店
〒753-0055
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