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◆「やめたいのに、またやってしまう」――その行動には理由があります

ギャンブル行動に悩む方の多くが、「今度こそやめよう」と決意しながらも、また繰り返してしまうという経験をされています。こうした行動は、意志が弱いからではなく、習慣化された反応パターンによるものです。

たとえば、「急にお金が手に入った」「強い孤独感がある」「ちょっとした退屈」など、ある特定の状況がトリガーとなり、無意識のうちに“いつもの行動”に向かってしまう。こうした流れを整理し、意識化することが回復の第一歩です。

◆ 再発しやすい場面とは?

このような“ハイリスク場面”は、生活の中に潜んでおり、対応を間違えると再発に繋がりやすくなります。

◆ 認知行動療法(CBT)によるアプローチ

認知行動療法では、以下のようなプロセスでギャンブル依存に働きかけていきます。

1. 行動の構造を見える化する

「何がきっかけで」「どんな気持ちになり」「どう行動したのか」を記録・分析することで、再発パターンを言語化します。

2. 乗り越えられた場面に注目する

うまくいった経験(衝動を乗り越えた場面)を掘り起こし、その背景や工夫を再現可能な形で強化します。

3. 選択肢の幅を広げる

我慢だけでは続きません。「代わりにできること」「少しでも落ち着ける方法」を共に考え、現実的な対応力を育てていきます。

◆ リラプス・プリベンション(再発予防)の考え方

CBTでは、再発を「失敗」ではなく、「対応方法を学ぶチャンス」と捉えます。

これらを振り返りながら、「次に同じ状況が来たとき、どう行動するか」を一緒に準備していきます。

◆ よくあるご質問(Q&A)

Q. パチンコやスロット以外でも相談できますか? A. はい、投資・アプリ課金など「やめたいのに繰り返してしまう行動」であればご相談可能です。

Q. 本人ではなく家族からの相談も可能ですか? A. ご家族からのご相談も対応しております。関わり方やサポート方法についてもお伝えしています。

Q. CBTはどれくらい効果がありますか? A. CBTは再発予防を含む構造的なアプローチを行うため、依存行動の改善に効果があると報告されています。ただし、効果には個人差があります。

◆ おわりに

依存行動は、個人の意思だけで簡単に変えられるものではありません。

当センターでは、習慣の構造や背景を理解しながら、無理のないペースで行動の変化を支援していきます。

少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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認知行動療法カウンセリングセンター山口店

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