2025年10月08日
- 認知行動療法
山口で大学生の登校困難に悩む方へのカウンセリング
大学に進学したものの、「授業に行こうとすると体が動かない」「教室に足を踏み入れるのが怖い」といった登校困難に悩む学生は少なくありません。
高校までは問題なく通えていたのに、大学で突然行けなくなる場合や、過去の不登校経験が大学生活で再び影響する場合もあります。
こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
本日は「大学生の登校困難」をテーマに、認知行動療法(CBT)の視点からお話しします。
大学生にみられる登校困難の特徴
- 高校までは通えていたのに、大学に入ると難しくなる
- 授業を休むと単位が取れないと理解していても、体が動かない
- 周囲から「怠けているのでは」と誤解されやすい
- 背景には強い不安や抑うつが関係していることが多い
- 睡眠や生活リズムの乱れ、体調不良が絡むこともある
大学は自由度が高い反面、自己管理が求められます。環境の変化に対応できず、登校が困難になる学生も少なくありません。
登校困難の背景にある要因
登校が難しくなる理由は多岐にわたります。たとえば以下のような要素が関係しています。
- 過去の体験:不登校経験や嫌な出来事の影響
- 大学特有の環境:授業スタイルの違い、自由度の高さ
- 心理的な不安や抑うつ:人間関係の悩みや将来不安
- 生活習慣の乱れ:睡眠不足や夜型生活
- 考え方のクセ:「完璧でなければならない」「一度休むと終わりだ」など極端な認知
このように、登校困難は単一の原因ではなく、複数の要素が重なり合って起きるのが特徴です。
認知行動療法(CBT)の視点
登校困難には、不安・過去の体験・生活リズム・考え方の傾向など、多様な要因が影響します。
認知行動療法では「状況・思考・感情・身体反応・行動」のつながりを整理し、無理のない改善を目指します。
CBTの主な流れ(一例)
- 現状を整理する:どんな場面でどんな考えや感情、体の反応が起きているか把握する
- 思考のクセを見直す:「絶対に失敗する」「一度休むと終わりだ」といった極端な考え方を修正していく
- 段階的に取り組む:一気に克服するのではなく、できる範囲から始めることで挫折を防ぐ
- 小さな成功を積み重ねる:少しずつできることを増やし、登校への自信を回復していく
- 再発予防を考える:試験や人間関係など将来の困難に備え、再び悩まない仕組みを作る
注意点
ここで紹介したのはあくまで一例です。ご本人の状況によっては独力で取り組むことで不安が増す場合もあります。
安全に進めるためには、専門家と一緒に、その人に合った方法を考えていくことが欠かせません。
ご家族・周囲にできるサポート
大学生は自立を意識する時期ですが、家族や周囲の理解も重要です。
「なぜ行けないのか」と責めるのではなく、「行きたい気持ちはあるのに難しい」という本人の葛藤に寄り添うことが大切です。
よくあるQ&A
Q1. 怠けているだけではないですか?
A1. 登校困難は「行きたいのに行けない」状態です。単なる意思の問題ではなく、不安や心理的負担が関与しています。
Q2. 改善にはどのくらいかかりますか?
A2. 個人差があります。数週間で変化を感じる方もいれば、数か月単位で安定していく方もいます。重要なのは無理のないペースで進めることです。
Q3. 誰に相談すればよいですか?
A3. 大学の学生相談室や、専門的なカウンセリング機関がおすすめです。外部のサポートを利用することで、ご本人も家族も安心して対処できます。
まとめ
大学生の登校困難は珍しいことではなく、多くの学生が抱える課題です。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、一人ひとりの状況に合わせて「無理のない登校へのステップ」を一緒に考えていきます。
ご相談・お問い合わせ
認知行動療法カウンセリングセンター山口店
住所:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
Webサイト:https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/