2025年01月24日
- 認知行動療法
自己臭恐怖へのカウンセリング(認知行動療法)

こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター山口店のスタッフです。
「自分の体から嫌な臭いがしているのではないか」と感じたことはありませんか?そうした気持ちを抱えると、人と会うことが怖くなったり、外出がつらく感じたりすることがありますよね。この記事では、そのような自己臭恐怖を改善するために行っているカウンセリングについてご紹介します。
自己臭が気になる理由とは?
自己臭が気になる理由や場面は、人によってさまざまです。たとえば、次のようなことが気になることはありませんか?
- 周りの人が咳払いや鼻をすすったとき
- 近距離で会話をする場面
- エレベーターや満員電車など、距離が近い場所
こうした状況で「自分の体臭が原因で、周囲に不快な思いをさせているのではないか」と考えてしまうことがあるかもしれません。一度そのように感じ始めると、何度も気になってしまうことがありますよね。
こうした悩みの背景には、周囲からの何気ない反応や社会的な清潔意識の高まりが影響していることもあります。
自己臭恐怖へのカウンセリング
自己臭に関する悩みがある場合、一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切です。当カウンセリングセンターでは、以下のようなステップでサポートを行っています。
1. 丁寧にお話を伺います
最初に、どのような場面で気になるのか、日常生活でどのように困っているのかについてお話をお伺いします。「こんなことを相談していいのかな?」と思うような小さなことでも大丈夫です。どんな些細なことでも、安心してお話しください。
たとえば、「職場で同僚と話しているときに距離を取られた気がした」「電車の中で隣の人が鼻をすすっていた」など、具体的な場面について話すことで、私たちもより詳しく状況を理解することができます。
2. 感じたことを一緒に振り返ります
次に、日常の中で「なぜそのように感じたのか」を一緒に振り返ります。たとえば、「お店のスタッフが少し離れたのを、自分の体臭のせいだと思った」という出来事があった場合、ほかに考えられる理由を探していくことがあります。
「そのとき相手の動きや表情にはどんな特徴があったか」など、状況を具体的に見直すことで、別の可能性が見えてくることがあります。
3. 外出や対人場面のサポートを行います
自己臭が気になると、人との関わりや外出がつらく感じられることもあります。そうした場合、少しずつ無理のない範囲で日常の行動を練習することがあります。
たとえば、「スーパーで買い物をする」「近所の方に挨拶をする」など、具体的な場面を想定して準備することで、安心感を持ちながら行動することができるようになります。
4. 小さな成功を一緒に確認します
日常の中でできたことや達成したことを一緒に振り返ることも、大切なステップです。「今日は少しだけ外に出られた」「家族と会話をすることができた」といった、日々の中での進展を一緒に確認していきます。
こうした取り組みを重ねることで、自分ができたことに気づく時間が増え、新しい行動へのステップにつながります。
自己臭に悩む方へのメッセージ
自己臭に関する不安を抱える方は少なくありません。「自分だけが悩んでいるのではないか」と感じることもあるかもしれませんが、そうではありません。同じように感じる方はたくさんいらっしゃいます。
当カウンセリングセンターでは、そうした思いに丁寧に寄り添いながら、日々の生活をより安心して過ごせるようサポートしています。
最後に
自己臭が気になるとき、その思いを一人で抱え込むのはとてもつらいことです。でも、専門的なカウンセリングを受けることで、少しずつ改善していくことができます。
「もしかしたら相談してみてもいいかもしれない」と感じたら、ぜひ一度私たちにお話を聞かせてください。どんな些細なことでも、お気軽にご相談くださいね。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店
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