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最近はテレビやインターネットでも「うつ」に関する話題を目にする機会が増えています。山口でも、気分の落ち込みや疲労感が続いて日常生活に支障を感じている方は少なくありません。当センターでは、そのような方が安心して相談できるように、認知行動療法を取り入れたカウンセリングを行っています。


ご挨拶

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
私たちは「こころの整理をお手伝いする」ことを理念に、山口市で専門的なカウンセリングを提供しています。うつ、不安、強迫、発達の特性に関するご相談に加えて、仕事や家庭での人間関係の困りごとについても対応しています。
今回のテーマは「うつへのカウンセリング」。認知行動療法(CBT)の視点から、うつ病にどのような支援を行うのかをご紹介します。


うつ病とはどんな状態か

うつ病は「気分の落ち込み」や「楽しみの喪失」が続く病気です。これに加えて、睡眠や食欲の変化、強い疲労感、集中力の低下、過度の罪悪感など、生活全般に影響を与える症状が見られます。

山口でも「朝がつらくて起きられない」「仕事に行く気力が出ない」「人付き合いが負担に感じる」といった悩みを抱える方は少なくありません。特に20代〜40代の働き盛りの方に多く見られ、職場や家庭生活に大きな影響を及ぼします。


うつ病と認知行動療法(CBT)

うつ病の背景には、考え方のクセと行動のパターンの両面が関わっています。認知行動療法では、この2つに焦点を当ててアプローチを行います。

認知の再構成

「自分は何をしてもダメだ」「どうせ失敗する」という否定的な思考を整理し、現実的で柔軟な捉え方を育てていきます。

行動の活性化

気分が落ち込んでいると「動けないからさらに気分が沈む」という悪循環に陥ることがあります。行動活性化は、この悪循環を断ち切るために小さな行動から始める方法です。大切なのは「気分が良くなったら動く」ではなく「動くから気分が整う」という考え方です。


活動スケジュールの導入

行動の活性化を実際に進めるために役立つのが 活動スケジュール です。
これは単なる予定表ではなく、生活の中で「いつ」「どんな行動を」「どのくらい取り組むか」を明確にし、少しずつ生活リズムを整えていくためのツールです。

例として:

といった、ごく小さな行動から始めていきます。


なぜ活動スケジュールが効果的なのか

  1. 可視化できる:行動を記録することで「できたこと」が目に見え、達成感を実感できます。
  2. 成功体験を積む:小さな行動でも「自分にもできる」という感覚が回復のきっかけになります。
  3. 悪循環を断つ:「動けない→気分が悪化→さらに動けない」という流れを止めることができます。

TRAP-TRACモデル

行動活性化の実践でよく用いられるのが TRAP-TRACモデル です。

「避ける」パターンから「代わりの行動」への切り替えをサポートすることで、うつの回復につながります。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. カウンセリングはどれくらい続ける必要がありますか?
A1. 週1回〜隔週で数か月続ける方が多いです。短期間で効果を実感する方もいれば、長期的に取り組む方もいます。

Q2. 薬と並行して受けても大丈夫ですか?
A2. はい。医師の処方による治療とカウンセリングを併用することで、より高い効果が期待できます。

Q3. 家族が一緒に相談してもいいですか?
A3. ご本人の同意があれば可能です。家族がサポート方法を学ぶことも大切です。


まとめ

うつ病は「休むだけで自然に良くなる」とは限らず、むしろ回避行動を繰り返すことで悪化することもあります。認知行動療法を用いたカウンセリングでは、考え方と行動の両面から整えていくことで改善と再発予防が期待できます。

もし山口で「うつに関するカウンセリングを受けてみたい」と思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。小さな一歩が未来の安定につながります。


山口店のご案内

当センター山口店は、全国展開している認知行動療法カウンセリングセンターの拠点のひとつです。

「まずは相談だけ」という方にも、無料の事前相談を行っています。

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