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「学校に行きたくない」と言われて戸惑った。
理由を聞いても「別に…」と答えられてしまった。
最初は「しばらく様子を見よう」と思っていたけれど、日が経つにつれ、状況が変わらない。どうしたらいいかわからない。

そんな経験はありませんか?

不登校の問題は、単に「学校に行かない」という行動の背景に、さまざまな気持ちや家庭内の流れが重なっていることが多く、
一筋縄ではいかないこともしばしばあります。

山口市今井町にある当カウンセリングセンターでは、親御さんが相談できる場所としてのサポートを行っています。


「不登校=何か問題がある」とは限らない

不登校という言葉を耳にすると、「原因は何?」「いじめ?発達障害?家庭の問題?」と、つい“理由探し”をしてしまいがちです。
しかし実際には、次のように様々なパターンがあります。

つまり、「明確な原因がないケース」も多いのです。

不登校は“特別な問題”というより、「人がつまずいたときに、よく起こり得るひとつの形」だと私たちは考えています。


「家庭で何とかしなきゃ」という重圧

「うちの子のことだから、家庭で何とかしないと」
「親がしっかりしないと」
「私の育て方が悪かったのかも」

こんなふうに自分を責めて、誰にも相談できずに抱え込んでしまう方がたくさんいます。

けれど、不登校に関しては親御さんだけで抱え込まず、“伴走してくれる人”と一緒に考えることが、とても大切です。

私たちは、「正しい関わり方はこれです」と一方的に伝えるのではなく、
そのご家庭・その子どもに合った対応を一緒に考えていくスタイルを大切にしています。


認知行動療法(CBT)の考え方をベースに

認知行動療法(CBT)は、「人のものの見方」や「行動パターン」に着目し、現状を少しずつ改善していく心理療法のひとつです。

不登校の支援では、CBTの理論をベースにしつつも、無理な介入や指導ではなく、段階的なサポートを重視しています。

たとえば、

こうした支援は、決して「がんばれ」と励ますものではなく、現実的に今できるステップを一緒に探すことを目指しています。


「正解」を押し付けない支援を

不登校の対応では、「こうすれば登校できる」「こう接すれば改善する」といったテンプレートが求められがちです。

でも、実際の支援現場では、それぞれのご家庭に合った方法を見つけることのほうがずっと大切です。

私たちが行っているのは、「この通りにしてください」と言うことではありません。

「このやり方はどう思われますか?」
「ご家庭では、どんなやり方がしっくりきそうですか?」

そんな問いかけをしながら、親子の関係性や生活リズムに合った支援の形を丁寧に一緒に考えていきます。


ご家族への支援こそが、変化の入口になることも

お子さん自身が「話したくない」「カウンセリングなんて受けたくない」と拒否感を示すこともあります。
ですが、そうした場合でもご家族が支援を受けていくことで、結果的に状況が動き出すことが少なくありません。

カウンセリングでは、CRAFT(クラフト)という家族支援の考え方を取り入れています。
これは「本人を説得する」のではなく、「ご家族が冷静に、継続的に関われるようになる」ための支援です。

ご本人が受けなくても、家族が関わるだけで状況が変わることもある。
それが私たちの支援スタンスです。


カウンセリングの進め方について

初回面談

まずは親御さんだけのご相談から始めるケースが多くなっています。
お子さんの状況、過去の経緯、現在のお気持ちを伺いながら、状況の整理を一緒に進めます。

「何を話せばいいのかわからない」という方でも大丈夫です。
初回は“現状を一緒に見つめる時間”だとお考えください。

継続面談

2回目以降は、状況に応じて、

などを柔軟に対応しています。
ご希望があれば、教育センターや医療機関などと連携しながら進めることも可能です。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 子ども本人が来たがらないのですが、親だけで相談してもいいですか?
→ もちろんです。むしろ親御さんのみのご相談がスタートになるケースは非常に多くあります。

Q2. すでに1年以上登校できていませんが、今からでも間に合いますか?
→ どの段階からでもご相談可能です。「今さら相談しても遅い」などということはありません。

Q3. スクールカウンセラーに相談していても大丈夫でしょうか?
→ はい。併用も歓迎しています。私たちも学校との連携を大切にしています。


まずは親御さん自身が安心できる場を

子どものことを思うあまり、気づけばご自身が疲れきっている――
そんな親御さんの声を、これまで何度も聞いてきました。

不登校の支援においては、本人への対応と同じくらい、親御さん自身の支えが重要です。

「親が変われば子も変わる」という言葉をプレッシャーに感じる必要はありません。
親御さんが安心して話せる時間・場所があることが、家庭の中に変化をもたらす最初の一歩になることもあるのです。


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