2025年03月12日
- 認知行動療法
山口で醜形恐怖へのカウンセリング

私たちは日々、自分の外見を意識しながら生活しています。しかし、その意識が過度になり、生活に大きな影響を及ぼす場合、それは単なる「見た目を気にすること」ではなく、深刻な悩みとなることがあります。今回は「醜形恐怖」について考えていきます。
醜形恐怖とは
醜形恐怖(Body Dysmorphic Disorder, BDD)は、「自分の外見に重大な欠陥がある」と強く思い込み、それによって日常生活に支障をきたす状態を指します。実際には他人が気にしないような特徴や、まったく存在しない欠点に強くこだわることが特徴です。
醜形恐怖のタイプと特徴
醜形恐怖には大きく2つのタイプがあり、それぞれ異なる特徴があります。
①「美しく見せたい」タイプ
このタイプの方は、自分の容姿が理想的ではないと考え、「人並み」では満足できず、より高い美しさを求める傾向があります。主な特徴として、以下のような行動が見られます。
- メイクや美容整形、過度なスキンケア・ダイエットにこだわる。
- 鏡を頻繁にチェックし、完璧な見た目を維持しようとする。
- 「自分の欠点が他人からどう見られるか」を過剰に意識する。
- 他人と比較して「もっと美しくならなければならない」と強く思う。
②「欠点を隠したい」タイプ
このタイプの方は、「せめて人並みになりたい」と考え、できるだけ目立たないように行動することにエネルギーを注ぎます。主な特徴として、以下のような行動が見られます。
- 帽子やマスクを常時着用するなど、容姿を隠すことにこだわる。
- 人前に出ることや、写真を撮られることを極端に避ける。
- 他人と比較し、「自分は劣っている」と感じることが多い。
- 服装や姿勢を工夫して、目立たないようにする。
どのように向き合うか
醜形恐怖に悩む方が「外見への強いこだわり」を軽減し、少しずつ気持ちを楽にしていくためには、まず現在の状態を整理し、どのような要因が影響しているのかを考えることが重要です。
例えば、
- どのような場面で特に外見が気になるのか?
- そのとき、どのような考えが浮かんでいるのか?
- それに対して、どのような行動をとることが多いのか?
こうした点を整理することで、「自分がどう感じ、どう行動しているのか」をより客観的に見ることができ、対応策を考えやすくなります。
具体的なアプローチ
醜形恐怖への対応として、以下のような方法が有効とされています。
① 考え方を見直す
「外見がすべて」と感じることが多い場合、その考えを少しずつ整理していくことが役立ちます。
- 「本当に他人は自分の外見をそこまで気にしているのか?」
- 「外見以外の部分で、自分の価値を感じられることはないか?」
こうした問いを通じて、自分の考え方を見つめ直すことができます。
② 行動の幅を広げる
例えば、
- 鏡をチェックする回数を減らしてみる。
- これまで避けていた状況に、少しずつチャレンジしてみる。
- 外見ではなく、自分の好きなことや得意なことに意識を向ける。
こうした取り組みを通じて、「外見に対するこだわりを少しずつ和らげる」ことが可能になります。
③ 思考を整理し、距離を取る
「自分の外見が気になる」という考えが浮かんだとき、その考えにすぐにとらわれず、一歩引いてみることも有効です。
- 「今、自分はどんなことを考えているのか?」
- 「この考えは、自分の行動や気持ちにどんな影響を与えているのか?」
こうした問いかけを通じて、考え方の幅を広げることができます。
おわりに
醜形恐怖に悩む方は、一人ひとり異なる背景や思いを抱えています。そのため、自分の状態を整理し、少しずつ取り組みを進めることが大切です。
外見に関する悩みが続くと、日常生活に影響を及ぼすこともありますが、焦らずに向き合うことで、少しずつ気持ちを楽にしていくことができます。
もし、外見についての悩みが強く、日常生活に大きな負担を感じる場合は、一度専門家に相談することも選択肢の一つです。認知行動療法カウンセリングセンター山口店でも醜形恐怖へのカウンセリングをご提供しております。あなたのペースで、無理のない範囲で向き合っていけることを願っています。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店
一覧に戻る