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はじめに

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

このページにたどり着かれたということは、もしかすると、大切な誰かや大事にしてきたものを失った経験をされ、今もなお、その痛みや虚しさを抱えながら過ごしていらっしゃるのかもしれません。

「もう前のようには戻れない気がする」
「悲しみとどう付き合っていいのか分からない」

そんなお気持ちに、一人で向き合い続けるのは本当に苦しいことです。

このブログでは、喪失感に伴う心のつらさに対して、認知行動療法(CBT)を活用したサポートがどのように役立つのかをご紹介しています。
山口でカウンセリングをご検討されている方にとって、少しでも安心や希望につながるような情報をお届けできれば幸いです。


喪失感とは何か:失ったもの以上の“心の反応”

喪失感とは、人生の中で大切にしてきた「人」「役割」「環境」などを失ったときに生じる、深い悲しみや空虚感を指します。たとえば以下のような体験がきっかけになります。

このような喪失は、単なる「出来事の変化」ではなく、「自分の一部を失ったような感覚」として心に深く刻まれることがあります。


喪失感が心身に与える影響とは

喪失を経験すると、多くの方が以下のような心理的・身体的な変化を感じることがあります。

これらの反応は、喪失を体験した方にとって自然なことです。しかし、こうした状態が長く続くことで、日常生活に支障をきたすこともあります。


時間が経っても、苦しさが消えないとき

喪失から月日が流れても、

このような感覚が続いているとき、「時間が解決する」とは限りません。

私たち山口店では、喪失の痛みを否定することなく、今のご自身にとって必要な回復の歩みを一緒に見つけていくことを大切にしています。
その方法のひとつが、認知行動療法(CBT)という心理的な支援の枠組みです。


認知行動療法(CBT)とは:喪失感への実践的アプローチ

CBTは、「今の心と行動に注目し、無理なく生活の再構築を目指す」心理療法です。喪失を“乗り越える”というよりも、「共に生きていける心の形を見つけていく」ための考え方です。

CBTで大切にしている4つの視点

① 感情の言語化と受け入れ
つらさ、怒り、寂しさ、罪悪感など、混ざり合った感情を整理し、ひとつひとつ名前をつけていきます。

② 思考のパターンに気づく
「私がもっと〇〇していれば…」「楽しんではいけない」など、自分を縛っている考え方に気づき、それを少しずつ見直していきます。

③ 生活リズムの整え直し
無理なくできる行動(散歩、食事、対話)から日常を立て直していくサポートをします。

④ 喪失と共に歩む新しい意味づけ
「その人とのつながりを大切にしながら、自分の今を生きていくにはどうすればいいか」を一緒に考えていきます。


Q&A:喪失感に関するよくあるご相談

Q1. 何を話せばいいか分からないのですが、それでも大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。無理に話す必要はありません。沈黙の時間も大切にしながら、少しずつご自身のペースで気持ちを整理していきましょう。

Q2. 死別以外の喪失(離婚や失業)でも相談してよいのでしょうか?

A. もちろんです。どのような種類の喪失でも、心に与える影響は大きく、サポートの対象となります。

Q3. 周囲に「そろそろ元気になって」と言われてつらいです

A. 「元気になる」ことを焦らされると、かえって孤独やプレッシャーが増してしまうことがあります。ここでは、そうした気持ちに寄り添いながら、“回復の速度”を急がない支援を行います。


山口で喪失感に悩む方へ:カウンセリングのご案内

認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、喪失体験に苦しむ方々が、自分自身の感情と生活を丁寧に見つめ直すお手伝いをしています。

所在地:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)

LINEhttps://lin.ee/26sKHRK8
予約フォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
WEBサイトhttps://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/

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