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オーバーワーク傾向と認知行動療法でできる「こころのケア」


「疲れてるのに止まれない…」

それは環境のせいではなく、“自分自身に無理をかけている”のかもしれません

「頼まれると断れない」
「仕事が落ち着いても、また何かを始めてしまう」
「予定が入っていないと落ち着かない」

そんなふうに、誰かに強制されたわけではないのに、自分で自分を追い込んでしまうことはありませんか?

私たち認知行動療法カウンセリングセンター山口店には、
県庁所在地である山口市やその周辺で働く方から、
「人に迷惑をかけたくなくて、結局自分で全部引き受けてしまう」
「身体は元気なはずなのに、最近ふと涙が出る」
といった**“がんばりすぎによる心の疲れ”**のご相談が多く寄せられています。


オーバーワークとは

——ただの“働きすぎ”とは少し違うこころの現象

「オーバーワーク(過剰労働)」というと、残業が多い・休日出勤が続く…というイメージがありますが、
ここで取り上げるのは、「自分自身の思考や行動のクセ」によって、無意識のうちに自分を追い込んでしまうタイプのオーバーワークです。

こうした傾向は、一見“働き者”に見えても、内面では疲労感・焦燥感・孤立感などが蓄積しやすく
放っておくと突然動けなくなるリスクもあるのです。


なぜ、無理をしてしまうのか?

——がんばりすぎを生む「こころの仕組み」

✅ 1.「きちんとしないといけない」という思考の習慣


✅ 2.「期待を裏切りたくない」という人間関係の感受性


✅ 3.「止まること」そのものに不安を感じる


こうしたこころの反応は、性格ではなく“習慣化された思考や行動のパターン”です。
だからこそ、「変える」というよりもまず、“気づく”ことから始める必要があります。


オーバーワークがこころと身体に及ぼす影響

山口店ではこうした相談が20代〜50代の男女問わず寄せられています。
職場だけでなく、PTAや地域の役割、家族のケアなどで無理をしている方も多い印象です。


認知行動療法(CBT)でできること

——「がんばりすぎる自分」とやさしく向き合う

認知行動療法では、自分の思考・感情・行動のパターンを一緒に整理していきます。
無理に「変えましょう」とは言いません。
「どうしてこうしてしまうのか?」に気づくこと自体が、大きな一歩なのです。


■ 無理を生み出す思考に気づく

たとえば:

こうした考えが、自分をどう追い込んでいるかを一緒に言葉にしていきます。
「本当にそうだろうか?」というやわらかい視点を持つことで、
少しずつ“選べる感じ”が増えていくこともあります。

※考え方を無理に変える必要はありません。
まずは「気づく」ことから始めます。


■ 動きすぎてしまう方へ:行動のペースをゆるめてみる

「止まるのが苦手」「常に動いていないと落ち着かない」方には、
以下のような行動の調整を試してみることがあります:

これらはあくまでアプローチの一例で、すべての方に合うわけではありません。
無理に取り組む必要はなく、その方に合ったやり方を一緒に探すことが大前提です。


■ 「頼っても大丈夫だった」という安心体験を積む

「人に頼れない」「自分がやらないと終わらない」と思っている方には、
小さな“分担”の経験を通じて、「一人で抱えなくても大丈夫だった」という感覚を得られることもあります。

もちろん、人に頼ること自体がストレスになる方もいます。
その場合は、「どんな支え方なら無理がないか?」を一緒に考えながら進めていきます。


「限界まで頑張れる人」こそ、立ち止まることが大切です

認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、
「こころの使い方のクセ」を一緒に見直すサポートを行っています。
ひとりで抱えず、ご相談ください。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 働きすぎというほどではないのに、相談しても大丈夫ですか?
→ はい。「ちょっと無理してるかも」「がんばり方に偏りがある気がする」といった段階でも、十分ご相談の対象です。

Q2. CBTでは考えを変えなければいけないんですか?
→ いいえ。「変える」よりも「気づく」「選べるようになる」ことを大切にしています。

Q3. 対面じゃなくても相談できますか?
→ はい。オンラインカウンセリング(顔出しなし・音声のみOK)も可能です。


認知行動療法カウンセリングセンター山口店のご案内

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