2024年10月05日
- メンタルヘルス
はじめて受けるオンラインカウンセリング
皆さんこんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店の岡村です。今回は、オンラインカウンセリングについて詳しくご紹介いたします。インターネットの普及により、心のケアを受ける方法も変化し、従来の対面カウンセリングに加えて、オンラインカウンセリングという新しいスタイルが広まっています。自宅や職場、どこからでも受けられるオンラインカウンセリングは、忙しい現代人にとって非常に便利な選択肢となっていますが、初めての方は「どんなものなんだろう?」と不安に思うこともあるかもしれません。本記事では、オンラインカウンセリングの仕組みやメリット・デメリット、利用の流れ、そしてどのような方におすすめかを解説していきます。
1. オンラインカウンセリングとは?
オンラインカウンセリングは、ZoomやSkypeなどのビデオ通話ツールを使用して、カウンセラーと直接対話するカウンセリング方法です。これにより、相談者は自宅や職場など、安心して話ができる場所からカウンセリングを受けられます。対面カウンセリングと同様に、心の悩みやストレスの軽減、自己成長の支援など、幅広いテーマに対応しています。
オンラインでのカウンセリングは、直接会って話をする対面形式とは違いますが、カウンセラーとのコミュニケーションは同じように有意義なものとなります。守秘義務が厳守されているため、プライバシーを気にせず安心して相談できるのも大きなポイントです。
2. オンラインカウンセリングのメリット
オンラインカウンセリングには、従来の対面カウンセリングにはない次のようなメリットがあります。
- 場所を選ばない:自宅、職場、カフェなど、どこにいても受けることができます。山口県内のどこに住んでいても、気軽に利用できる点が大きな魅力です。
- 移動の手間がない:遠方に住んでいる方や、交通手段が限られている場合でも、カウンセリングのために移動する必要がありません。これにより、カウンセリングの時間をより柔軟に設定できます。
- プライバシーの保護:自宅からカウンセリングを受けられるため、他の人に会うことがなく、プライバシーを保つことが容易です。外出するのが難しい場合や、人と会うことに抵抗がある方にとっても安心して利用できます。
- リラックスできる環境:慣れた場所からカウンセリングを受けることで、緊張感が少なく、よりリラックスした状態で話を進めることができます。自分がリラックスできる環境は、より深い自己開示を助けることがあります。
- 時間の効率化:仕事や家事などで忙しい方でも、通院のための時間を省略できるため、時間を有効に活用できます。
3. オンラインカウンセリングのデメリット
一方、オンラインカウンセリングにはいくつかのデメリットもあります。
- 技術的な問題:インターネット接続の不安定さや、機器のトラブルが発生することがあります。接続が途切れると、カウンセリングの流れが中断されてしまうことがあるため、安定した通信環境を確保することが大切です。
- 対面の臨場感が欠ける:オンラインでは、カウンセラーとの身体的な距離があり、直接の対面による安心感が少し薄れる場合があります。また、画面越しでは微細な表情や仕草が伝わりにくいこともあります。
- 環境の制約:オンラインカウンセリングを受ける場所が十分に静かでプライバシーが確保できないと、集中しづらいことがあります。カウンセリング中は、できるだけ周囲に気を散らされない環境を整えることが重要です。
4. オンラインカウンセリングの利用の流れ
オンラインカウンセリングを利用するための流れは簡単です。以下にステップを説明します。
- 予約を取る
まずは、カウンセリングを受けたい機関を探して、ウェブサイトや電話で予約を取ります。認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、ウェブサイトから簡単に予約が可能です。 - 必要なツールを準備する
オンラインカウンセリングには、ビデオ通話ツール(ZoomやSkypeなど)が必要です。事前にアプリをインストールし、カメラとマイクが使えるパソコンやスマートフォンを準備しましょう。インターネット接続が安定していることも確認しておくと安心です。 - カウンセリングを受ける
予約した時間に、指定されたリンクからカウンセリングに参加します。カウンセラーが自己紹介し、セッションの進行方法を説明してくれるので、リラックスして話を始めてください。オンラインカウンセリングでも守秘義務が守られているので、安心して相談できます。 - フィードバックを受ける
セッションの最後には、カウンセラーからフィードバックや次回のセッションについて話し合います。カウンセリング終了後も、気になったことや話したいことをメモしておくと、次回に役立てることができます。
5. オンラインカウンセリングに向いている方
オンラインカウンセリングは、次のような方に特におすすめです。
- 忙しくて対面のカウンセリングに通う時間がない方
- 自宅からリラックスした状態でカウンセリングを受けたい方
- 外出が難しい方や、地理的にカウンセリングを受けにくい場所にお住まいの方
- 対面で話すのに不安を感じる方でも、オンラインなら少し気軽に話せると感じる方
6. オンラインカウンセリングを受ける際の注意点
- 安定した通信環境を確保する:インターネット接続が不安定になると、セッションが中断される可能性があるため、できるだけ安定したWi-Fi環境を整えましょう。
- 静かな場所で受ける:カウンセリング中は、周囲に気を散らされない静かな環境を選び、安心して話ができるようにしましょう。
- リラックスできる姿勢を保つ:カウンセリング中は、リラックスできる姿勢で話を進めると、自然体で話しやすくなります。
まとめ
オンラインカウンセリングは、従来の対面カウンセリングと同じ質の高いサポートを、場所を選ばずに受けられる便利な方法です。特に、時間が限られている方や、遠方に住んでいる方には最適な選択肢と言えるでしょう。初めて利用する際は、通信環境の確認や準備が必要ですが、一度慣れれば、対面と変わらない効果を得ることができます。ぜひ、オンラインカウンセリングを活用して、自分の心の健康に向き合ってみてください。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店
https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/
——筆者情報——
岡村優希
株式会社CBTメンタルサポート 代表取締役
認知行動療法カウンセリングセンター代表
公認心理師、臨床心理士、認定行動療法士
個人事業主として私設カウンセリングルームの運営を経て、株式会社CBTメンタルサポートを創業し、メンタルヘルス支援者向けのサービス事業を展開している。主宰しているオンラインコミュニティ『認知行動療法の学校』の会員数は約400名。
さらに、カウンセリングルームを全国に5店舗運営しており、全国展開を目指している。
◆執筆書籍
「臨床心理学 〈123(第21巻第3号)〉 問いからはじまる面接構造論 「枠」と「設定」へのまなざし」金剛出版
「遠隔心理支援スキルガイド」 誠信書房
◆テレビ出演
読売テレビ「かんさい情報ネットten.」2024年7月4日
「あなたの味方!お役に立ちます」のコーナーに高所恐怖克服のための専門家として出演
◆雑誌掲載
「からだにいいこと」 2022年12月号、2023年2月号
◆近年の講演実績
2024年2月21日
広島大学医学部にて「セルフケアに役立つ認知行動療法入門」についての講師
2023年2月9日
NTT PARAVITA株式会社にて「認知行動療法」をテーマとした社内研修の講師
2022年7月6日
筑波大学医学医療系精神医学の勉強会で「パニック症の認知行動療法」についての講師
その他、学会発表多数
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