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〜巻き込まれずに支えるために、いま家族ができること〜

こんにちは。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

今回のブログでは、**「強迫性障害(OCD)の方を支えているご家族のためのカウンセリング」**についてご案内します。

「何度も確認を求められて疲れてしまった」
「本人のためと思って付き合ってきたけど、限界を感じる」
そんな声を多くいただいています。

強迫症は、本人にとってつらい状態であるのはもちろんですが、周囲の人の生活や感情にも大きな影響を及ぼすものです。
当センターでは、ご本人の支援だけでなく、ご家族自身の心のサポートにも丁寧に取り組んでいます。


🧠 強迫性障害とはどんな状態?

強迫性障害は、

といった**頭の中で繰り返し浮かぶ不安(強迫観念)**と、

といった**それを打ち消すための行動(強迫行為)**が、日常生活に支障を及ぼすまで続く状態です。

そのうち、ご本人だけではなく、家族が巻き込まれて一緒に確認を手伝うようになることも珍しくありません。


👥 巻き込みによる家族の負担

ご本人の不安に応えようと、家族が「確認」や「保証」を繰り返すことを、専門的には**巻き込み行為(family accommodation)**といいます。

📌 よくある巻き込みの例:

最初は「本人が楽になるなら…」と応じていた行動が、いつの間にか毎日繰り返され、ご家族自身が疲れ果ててしまうことがあります。

そして、ご家族が怒ってしまったり、自分を責めてしまったりする悪循環に陥ることも少なくありません。


🧩 認知行動療法の考え方をもとにした対応

認知行動療法(CBT)では、強迫症への対応として、

このプロセスを通じて、ご本人は「不安に耐える力」や「安心がなくても行動できる感覚」を育んでいきます。

しかし、家族が過度に巻き込まれていると、ご本人が「不安と向き合う練習」を始めることが難しくなります。

そのため、家族の関わり方の工夫は、ご本人の改善を助けるうえでも非常に重要です。


🧭 山口店の家族カウンセリングでできること

ご本人が来られない場合でも、ご家族だけのご相談が可能です。
カウンセラーと一緒に、以下のような支援を進めていきます。

✅ 状況の整理

今どのようなことが起きていて、ご家族がどのような対応をされているのかを丁寧にお聞きします。

✅ 巻き込みの負担軽減

「どこまで関わるか」「どこからは距離を取るか」を一緒に考えながら、現実的な対応の工夫を見つけていきます。

✅ ご本人との接し方の工夫

「こんなふうに伝えたらどうか」など、実際の言い方や対応のコツもアドバイスいたします。

✅ ご家族自身の心のケア

「怒ってしまった」「もう支えきれない」といったお気持ちも、安心してご相談ください。


📝 ご家族からのよくあるご相談


📍認知行動療法カウンセリングセンター山口店のご案内

住所
〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室

アクセス
JR湯田温泉駅 徒歩1分

営業時間
10:00〜20:00(完全予約制)

LINE
https://lin.ee/26sKHRK8

予約フォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform

WEBサイト
https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/


❓Q&A

Q1:本人を連れて行かないと意味がないですか?

A:そのようなことはありません。ご家族のみのご相談でも、できることはたくさんあります。

Q2:関わりすぎずに支えるにはどうすればいいですか?

A:すぐにすべてをやめる必要はありません。一緒に段階的に考えましょう。

Q3:本人が強迫症だと認めていないのですが…

A:その場合でも、間接的なサポート方法があります。まずはご家族が知識を深めることから始めてみましょう。


🌿 まとめ

強迫性障害は、「本人だけの問題」と見られがちですが、実際には家族の生活にも深く影響する状態です。
支えたい気持ちがあっても、疲れすぎてしまえば支えること自体が苦しくなります

当センターでは、**ご家族の「関わり方の再構築」や「ご自身の心の余裕を取り戻すこと」**をサポートしています。

「どうしたらいいのか分からない」
「このままでは共倒れしてしまう」

そう感じたときには、ぜひ一度ご相談ください。
ご家族だけでも、ご利用いただけます。

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