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こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター山口店のブログ担当です。前回のブログでは、初回カウンセリングの流れをご紹介しました。今回は、その続きとして2回目のカウンセリングの様子をお届けします。

今回のセッションでは、山田太郎さん(仮名・32歳)が初回の宿題として取り組んだ「不安を感じる場面の記録」を振り返りながら、不安のパターンを整理し、どのように対処していくかを話し合いました。


1. カウンセリングの再開

カウンセリングルームに入ってきた山田さんは、初回よりも少し落ち着いた表情をしていました。

岡村「山田さん、お久しぶりです。」

山田「お久しぶりです。よろしくお願いします。」

岡村「前回から1週間ほど経ちましたが、どうでしたか?」

山田「今思えば、あっという間でしたね。」

岡村「そう感じられたんですね。それでは、今日は前回お願いしていたホームワークの振り返りをしながら、不安について整理していければと思います。」

山田「はい、お願いします。」


2. 不安を感じる場面の振り返り

山田さんは、前回のカウンセリングでお願いした「不安を感じた場面の記録」を持参し、それを基に振り返りを行いました。

岡村「宿題の記録を書いてきてくださったんですね。どのようなことを書かれましたか?」

山田「はい。主に3つの場面について記録しました。1つ目は、夜布団に入るとき。2つ目は、営業先に訪問するとき。3つ目は、営業会議で発表するときです。」

岡村「それぞれの場面で、どんなことを感じましたか?」

山田さんは、順番に説明をしてくれました。

岡村「こうして書き出してみて、何か気づきはありましたか?」

山田「改めて見てみると、自分は『うまくやれるか』『失敗しないか』ということを常に気にしているなと思いました。」


3. 不安への対処パターン

山田さんの記録を見ながら、岡村カウンセラーは、彼が不安に対処するためにどのような行動を取っているのかを整理していきました。

岡村「山田さんは、不安を感じたときにどんなふうに対処していますか?」

山田「布団の中では、目をつぶって『寝なきゃ』と頑張っていました。でも、なかなか寝られないですね。」

岡村「他の場面ではどうですか?」

山田「営業訪問のときは、深呼吸をして笑顔を作ったり、身だしなみを何度も確認したりしていました。営業会議のときは、人の発表を聞いているふりをしながら、頭の中で自分の発表内容を思い返していました。」

岡村「どの場面でも、不安をコントロールしようと頑張っている様子が伝わってきますね。」

山田「はい。でも、結局不安が消えるわけではないんですよね。」


4. 次のステップを考える

岡村カウンセラーは、山田さんの不安のパターンを整理しながら、「不安を完全になくすのではなく、少し力を抜いてみること」を提案しました。

岡村「山田さんは、常に『三つ星レストランのシェフ』のように完璧を求め続けているように見えます。でも、必ずしも三つ星でいる必要はないかもしれません。」

山田「どういうことでしょう?」

岡村「例えば、営業先に入るときに5分間深呼吸して準備するのではなく、2分で済ませるようにしてみる。それだけでも、不安にかかる時間が減るかもしれません。」

山田「なるほど……。」

岡村「そこで、次回までの宿題として、『三つ星でいるためにやっていること』をリストアップしてきてください。それを見ながら、少しずつ力を抜けるポイントを探していきましょう。」

山田「わかりました。それならできそうです。」


5. 次回に向けて

今回のカウンセリングでは、山田さんの不安のパターンを整理し、「どのように力を抜くか」という視点を持つことが次のステップになりました。

山田さんは、「不安を減らすためにやるべきこと」ばかり考えていましたが、「頑張りすぎない」という視点を持つことが新しい気づきになったようです。

次回のカウンセリングでは、山田さんが作成した「三つ星行動のリスト」を基に、どのように力を抜くかを具体的に検討していく予定です。

その様子も3回目としてブログに掲載致しますので次回も是非ご覧ください。


認知行動療法カウンセリングセンター山口店

https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/

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