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「何度も鍵を確認しないと気が済まない」「ガスの元栓を閉めたかどうかが気になって仕方がない」——確認を繰り返す習慣に悩んでいる方は少なくありません。これらの行動が日常生活に大きく影響を及ぼす状態を「確認強迫」と呼びます。

しかし、確認強迫については誤解されることが多く、適切な対処が遅れてしまうこともあります。今回は、よくある誤解と実際のところを分かりやすくお伝えします。

誤解1:「確認強迫は心配性な性格が原因」

「もともと心配性だから、確認しすぎるのも仕方がない」と考える方は多いですが、確認強迫は単なる性格の問題ではありません。「確認しないと不快で仕方がない」「確認してもすぐにまた不快な状態になる」といった状態が続くと、生活の中で多くの時間や労力を奪われてしまいます。

また、「心配性な性格を直せばいい」という考え方では、根本的な解決にはつながりません。大切なのは、「確認しないと落ち着かない状態がどのように続いているのか」を整理して理解することです。

誤解2:「確認を繰り返せば安心できる」

確認強迫に悩む方の多くは、「確認すれば安心できる」と考えています。しかし、実際には「確認したのに、また不快な状態が出てくる」というループに陥りやすいのが特徴です。

例えば、「鍵を閉めたかどうか気になり、3回確認した」という場合、そのときは少し安心できるかもしれません。でも、しばらくすると「本当に閉めたのか?」と再び不快な状態になり、さらに確認を繰り返すことになります。

確認をすればするほど、「念入りにチェックしないと危険だ」という考えが強まり、逆に不快な状態を増やしてしまうこともあるのです。

誤解3:「意志が弱いからやめられない」

「何度も確認してしまうのは、自分の意志が弱いせいだ」と考えてしまう方もいます。しかし、確認強迫は単なる意志の問題ではありません。

確認を繰り返してしまう背景には、不安な状態が強くなりやすい状況や、「間違いがあってはいけない」「100%確実に安全でなければならない」という考え方が関係していることがあります。

確認行動を減らしていくためには、「なぜ確認を繰り返してしまうのか」「確認しないとどんな気持ちになるのか」を整理し、少しずつ行動を調整していくことが大切です。

確認強迫が続く仕組みを整理してみる

確認強迫が続く理由は、人それぞれ違います。そのため、「確認を減らしましょう」と言われても、すぐにできるものではありません。

まずは、「なぜ確認を繰り返してしまうのか」を整理してみることが重要です。

例えば、次のような流れがあるかもしれません。

  1. 「鍵をちゃんと閉めたか不安になる」
  2. 「不安をなくすために、何度も確認する」
  3. 「確認すると安心するが、しばらくするとまた不安になる」
  4. 「再び確認しないと落ち着かない」

このような流れを自分で意識できると、「確認しすぎてしまうのは、ただの癖ではなく、こういう仕組みがあるんだ」と理解しやすくなります。

その上で、「確認せずにいられない状況がどのようにできているのか」「確認の回数を減らすにはどうすればいいのか」を一緒に考えていくことが大切です。

最後に

確認強迫は、「やめたいのにやめられない」という状況が続きやすいため、一人で対処しようとすると難しく感じることもあります。

認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、確認強迫改善のためのプログラムをご用意しています。

まず、「確認しないと落ち着かない状態がどのようにできているのか」を一緒に整理し、無理のない方法で改善を目指します。

例えば、確認を減らすことを目指すのではなく、「確認しなくても安心できる状態を作る」ことが大切です。

「確認のしすぎがつらい」「不快な状態を減らす方法を知りたい」と感じている方は、お気軽にご相談ください。


認知行動療法カウンセリングセンター山口店

https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/

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