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2025年08月29日

  • 認知行動療法

山口で過敏性腸症候群へのカウンセリング

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

「外出中に突然お腹が痛くならないか心配になる」
「仕事の打ち合わせや人前で話すときに下痢が出やすい」
「検査では異常なしと言われたのに症状がずっと続いている」

こうした不安やつらさを抱えている方は、**過敏性腸症候群（IBS: Irritable Bowel Syndrome）**の可能性があります。

IBSは命にかかわる病気ではありませんが、生活の質（QOL）に大きく影響し、仕事や家庭生活に支障をきたすことも少なくありません。当センターでは、医療だけでは解消しきれない「こころと体のつながり」に注目し、心理的な支援を行っています。

本記事では、IBSの基本知識と認知行動療法（CBT）を取り入れたカウンセリングについてご紹介します。

過敏性腸症候群（IBS）とは？

IBSは、腸そのものに明らかな異常が見つからないにもかかわらず、腹痛や下痢・便秘などの便通異常が長期間続く症候群です。国内外の調査で、人口の約10％が悩んでいるとされる身近な不調です。

主なタイプ

診断には国際的に共通の基準「ROME（ローマ）基準」が使われます。最新版のROME IV基準では、
「直近3か月のうち、週に1日以上の腹痛が繰り返し起こり、それが排便や便の形・頻度の変化と関係していること」
がIBSの特徴とされています。

心と体のつながり ― 脳腸相関

IBSの症状は腸の過敏さだけでなく、不安やストレス、緊張といった心理的要因によって強まることがわかっています。

このような悪循環は「脳腸相関（brain-gut axis）」と呼ばれる仕組みで説明されます。脳と腸は互いに影響し合い、ストレスが腸の働きを乱し、腸の不調がさらに不安を増幅させるのです。

認知行動療法（CBT）とは？

認知行動療法（CBT）は、「考え方」「感情」「体の反応」「行動」が互いに関わり合っていることに注目し、暮らしやすさを取り戻していく心理療法です。

IBSに対するカウンセリングでは、特に以下の3つの視点を大切にしています。

1. 考え方のくせに気づき、整理する

「またお腹が痛くなるかも」という不安が強いと、緊張や症状がさらに悪化することがあります。
そのようなときに浮かぶ「自分には無理だ」「周りに迷惑をかけるかもしれない」といった考えを一緒に見直し、少しずつ柔らかい視点を育てます。

2. 自分のペースで新しい体験をつくる

避けてきた状況にいきなり戻る必要はありません。安心できる範囲から段階的に挑戦し、「無理なく少しずつ行動の幅を広げる」ことを目指します。

3. 身体への意識の向け方を調整する

IBSは体の違和感が中心となる症状です。そのため、身体感覚に過敏になりすぎない工夫が重要です。
呼吸法やリラックス法を取り入れ、体を落ち着かせる練習を重ねながら、日常の負担を和らげます。

よくあるご質問（Q&A）

Q1. 病院で「異常なし」と言われました。カウンセリングは意味がありますか？
 A1. 医学的に問題がなくても、生活に支障がある場合は心理的支援が有効です。考え方や体との付き合い方を整えることで、不安が軽減し生活が楽になる方も多いです。

Q2. 症状が強くて通うのが不安です。オンライン対応は可能ですか？
 A2. はい。当センターでは全国対応のオンラインカウンセリングを行っています。山口市外や県外の方でも安心してご利用いただけます。

Q3. CBTはどのくらいの期間通えばよいですか？
 A3. 目安は数か月程度ですが、症状や目的により異なります。初回面談で一緒に無理のないペースを決めていきます。

「安心して過ごせる毎日」を目指して

IBSは外見からは分かりにくく、周囲に理解されにくい症状です。ですが、認知行動療法を取り入れることで「症状に振り回されない暮らし」を取り戻すことは可能です。

「少しでも安心して外出したい」
「人前でも不安なく過ごしたい」

そんな思いに寄り添いながら、当センターはあなたをサポートします。
どうぞ、一人で抱え込まずにご相談ください。

認知行動療法カウンセリングセンター山口店

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