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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

「最近、感情が安定しない」「ささいなことでイライラしてしまう」「涙が止まらない」――そんな経験をされていませんか?
自分でもうまく説明できないこの不安定な気持ちに、戸惑い、疲れを感じている方も多いかもしれません。

本記事では、そんな「情緒不安定」に悩む方に向けて、認知行動療法の視点からできるサポートやカウンセリングの内容をご紹介いたします。


■「情緒不安定」とは何か?

情緒不安定とは、気分や感情の波が大きく、コントロールが難しい状態を指します。
次のような経験が当てはまる方は、情緒のバランスが崩れている可能性があります。

「情緒不安定」は性格の問題ではなく、心理的ストレスや身体的要因、思考の癖などが複雑に絡み合って生じている状態です。


■背景にあるもの:うつや不安、発達特性など

情緒の不安定さは、一時的な疲れやストレスだけではなく、下記のような状態が背景にある場合もあります。

● うつ病・適応障害の初期症状

何週間も気分の浮き沈みが激しい、やる気が出ない、人間関係がしんどい――そういったケースでは、うつ病や適応障害が疑われることもあります。

● 発達特性(ADHDやASDなど)

感覚過敏・切り替えの難しさ・予定変更への弱さなどがあると、自分でもコントロールが難しい感情の爆発が起こることがあります。

● 自己否定感や過去の否定的な経験

「また失敗するに違いない」「私は人に迷惑ばかりかけている」といった考えが、感情の安定を妨げていることもあります。


■感情の波に対処するために、まずできること

まずは「情緒が不安定である自分を責めないこと」です。
そのうえで、感情と上手に付き合っていくために、次のようなプロセスを認知行動療法(CBT)では大切にしています。


■認知行動療法によるアプローチ

① 状況・思考・感情・行動を可視化する

「どんな場面で」「どんな感情になり」「どんな考えが浮かんで」「どんな行動に出たか」を丁寧に見える化していきます。

例:
上司に声をかけられた → 「また怒られるかも」→ 緊張・不安 → そっけない返答をしてしまう

このように「パターンを言語化」するだけでも、自分の状態に気づくことができます。


② 思考パターンを一緒に点検・調整

「自分ばかりがダメだ」「うまくいかないのは自分のせい」といった偏った思考があると、感情も揺れやすくなります。

カウンセリングでは、その考え方を「本当にそうだろうか?」「別の見方はあるだろうか?」と、少しずつ検討していきます。


③ 感情のセルフケアを学ぶ

マインドフルネスや呼吸法、グラウンディング、セルフコンパッションなどを取り入れながら、「感情との付き合い方」を練習していきます。


④ 小さな行動から整えていく

感情が不安定なときは「全部投げ出したい」という極端な行動に走りがちです。
カウンセリングでは、自分に合った生活リズムや行動計画を一緒に作っていきます。


■よくあるご相談の例

当センターには以下のような方が来談されています:


■Q&A

Q1. 感情が不安定なのは甘えでしょうか?
A. 甘えではありません。強いストレスや身体的要因、考え方のクセなどが関係しています。責めるより、まずは状態を整理することが大切です。

Q2. 薬を使わずに改善できますか?
A. 状態により異なりますが、軽度から中程度の症状では、認知行動療法によるアプローチが効果的とされています。必要に応じて医療機関との連携も行います。

Q3. どんな人が来ていますか?
A. 20〜50代の女性の方が多い傾向ですが、年齢・性別問わずご相談いただいております。働く人、主婦の方、学生さんなど、幅広い方が利用されています。


■山口店のご案内

住所:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
LINEhttps://lin.ee/26sKHRK8
予約フォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


■料金


■さいごに

「なんとなく情緒不安定かも」と感じたとき、それはあなたのこころが助けを求めているサインかもしれません。
誰かに話すことで、自分の状態に気づき、少しずつ変えていくことができます。

山口で、そっと心を整える時間を持ってみませんか?
私たちは、無理のないペースで、一緒に歩むお手伝いをいたします。

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