2025年08月15日
- 認知行動療法
【山口で人見知りがつらい方へ】認知行動療法で変わる人との関わり方

はじめに
こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
「人前で話すと表情が固くなる」「初対面だと会話が途切れてしまう」「自分から話しかけるのが怖い」──
こうした“人見知り”のお悩みは、日常生活のあらゆる場面で影響を及ぼすことがあります。
多くの方が「昔からの性格だから仕方ない」と思い込みがちですが、心理学的な視点では、人見知りは“固定された性質”というよりも、特定の考え方や行動パターンが習慣化した状態と捉えることができます。
そのため、適切な方法で少しずつ練習を積み重ねれば、変化は十分に可能です。
今回は、**認知行動療法(CBT)**を活用して、人見知りによる緊張や避ける行動を和らげるアプローチをご紹介します。
1. 人見知りの心理的メカニズム
人見知りは単なる「恥ずかしがり」ではありません。心理学的には、以下のような流れが起きています。
- 状況
例:会議での自己紹介、交流会、知り合いの少ない懇親会 - 認知(とらえ方)
「変なことを言ったら印象が悪くなる」
「沈黙があったら相手を退屈させてしまう」 - 感情
緊張、不安、恥ずかしさ - 身体反応
手の冷え、声の震え、心拍の上昇、顔のほてり - 行動
会話を避ける、視線を合わせない、短く答える
このパターンを繰り返すと、「自分は人見知り」という自己イメージがさらに強化されてしまいます。
2. 認知行動療法でできること
認知行動療法は、「考え方」と「行動」に働きかけることで、感情や反応を変えていく方法です。人見知りへの関わり方の一例をご紹介します。
2-1. 考え方の整理と修正
- 自動的に浮かぶネガティブな予測を、事実に基づいて見直します。
- 例:「相手は私を変だと思うに違いない」→「その根拠はある?他の可能性は?」と問い直す。
2-2. 少しずつ慣れる練習(曝露法)
- 話す相手や場面の難易度を段階的に上げながら、実際に会話を行います。
- 最初は挨拶や短い返答から始め、徐々に長い会話や複数人の場面へ。
2-3. メタ認知の活用
- 会話中の自分の緊張や反応を、そのまま客観視する練習をします。
- 「今、少し声が震えているな」と気づくだけで、不安が膨らみにくくなります。
3. 山口店でのカウンセリングの進め方
当センターでは、決まった手順をすべて行うのではなく、相談者の状況や目標に合わせて進め方を組み立てます。
- 初回面接(50分)での丁寧な聞き取り
人見知りがどのような場面で出るのか、背景を詳しく伺います。 - ケースフォーミュレーション
場面・考え方・感情・行動のつながりを整理し、改善の糸口を見つけます。 - 個別の介入プラン
認知の修正、曝露法、メタ認知トレーニングなどを必要に応じて組み合わせます。
4. 山口で人見知りが困りやすい場面
山口県では、地域行事や学校・職場でのつながりが比較的密接な傾向があります。
- 保護者同士の交流や役員活動
- 少人数職場での雑談や打ち合わせ
- 地域の集まりやイベント
こうした場では、会話の距離感や関係の築き方が重要で、人見知りによる緊張が目立ちやすくなります。山口店では、地元の生活環境を踏まえた関わり方を重視しています。
5. よくある質問(Q&A)
Q1. 人見知りは直らないのでは?
A. 完全に「ゼロ」にすることが目的ではなく、日常生活に支障が出ないレベルまで不安を減らすことが可能です。
Q2. どのくらいで変化を感じられますか?
A. 個人差はありますが、数回のセッションで「以前より話せる場面が増えた」と感じる方もいます。
Q3. 初回から話さなければいけませんか?
A. 無理に長く話す必要はありません。話しやすい範囲から始めます。
6. ご相談方法(山口店)
- 住所:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
- アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
- 営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
- LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
- 予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
- Webサイト:https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/
まとめ
人見知りは、緊張や不安を増幅させる「考え方」と「行動パターン」を見直すことで改善していくことが可能です。
山口店では、地域特有の人間関係や生活環境も踏まえながら、一歩ずつ安心して取り組めるサポートを行っています。