2025年07月09日
- メンタルヘルス
【山口で部下への指導に悩む企業の方へ】メンタルヘルス&ハラスメント研修のご案内

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
私たちは山口市今井町に拠点を構え、企業や自治体の皆さまに向けたメンタルヘルス支援を行っています。
本記事では、**職場における「上司の声かけ」や「指導の仕方」**に不安を感じている企業の方へ、
実際の研修でどのような学びが得られるのかを詳しくご紹介いたします。
声かけが、職場の安心感をつくる
職場のメンタルヘルス不調は、「突然起きるもの」と思われがちですが、
実際には、日々のやりとりの中にその兆しが表れています。
たとえば――
- 表情が硬くなる
- 報告が減る
- ささいな指摘で過剰に落ち込む
- ミスが続く
これらは、単なる疲れや偶然ではなく、心の負担が表に出てきたサインかもしれません。
しかし、このサインに「気づき」「適切に声をかける」ことは、容易ではありません。
特に管理職の方からは、
- 「何と声をかけていいのか分からない」
- 「部下との距離感に悩んでいる」
- 「厳しく言えばパワハラと思われそうで不安」
といった声をよく耳にします。
本研修は、こうした“声かけや指導に関する悩み”に対して、心理学的な知見と実践的な対応力を育てることを目的としています。
管理職に求められる3つの視点
① “変化に気づく”観察力
メンタル不調は、行動の小さな変化として現れることが多くあります。
「最近、口数が少ない」「報告が遅れるようになった」など、
普段との違いをキャッチする“感度の高い視点”を養うことが第一歩です。
② “関心が伝わる”声かけ力
よかれと思って言った言葉でも、相手にとっては負担になることがあります。
たとえば、「がんばって」という励ましが、プレッシャーになることも。
「評価」ではなく「関心」として伝えるためには、言葉の選び方やタイミングの工夫が必要です。
③ “境界を守る”伝え方
どこまでが「指導」で、どこからが「ハラスメント」なのか。
この境界は非常に曖昧であり、「受け手の感じ方」によっても変わってきます。
研修では、厚労省のガイドラインを基に、「何がNGか」「どう伝えればよいか」を明確に整理します。
認知行動療法の視点を取り入れた研修とは
当センターでは、臨床心理士・公認心理師による監修のもと、
認知行動療法(CBT)の枠組みを活かした研修設計を行っています。
CBTでは、人の行動や感情は「状況」そのものよりも「捉え方=認知」に大きく影響されると考えます。
同じ言葉でも、相手の捉え方によって安心にも攻撃にもなり得るのです。
この考え方をもとに、
- 相手の立場に立った声かけとは
- 自分の伝え方の“クセ”に気づくには
- 誤解が生じたときの対処法
といったテーマを扱い、「より実践的なコミュニケーション改善」に結びつけていきます。
山口店で提供している研修の構成(例)
当センターの研修は、事前ヒアリングを通じて柔軟にカスタマイズできますが、以下は一例です。
🌱 プログラム例(120〜180分)
セッション | 内容 |
導入 | 心理的安全性と職場コミュニケーションの関係 |
第1部 | メンタルヘルスの基礎と不調のサインの見極め |
第2部 | 「伝え方」演習:良い例・避けたい例を比較しながら学ぶ |
第3部 | 指導とハラスメントの線引き(厚労省指針ベース) |
第4部 | 自部署で活かすための振り返りとアクション設計 |
内容は対話型・ロールプレイ型を中心に、参加者の現場経験に基づいて組み立てます。
ハラスメント防止の研修としても有効です
本研修は、「ハラスメント対策研修」としても導入されています。
多くの企業では、「ハラスメント禁止」のルールはあるものの、
「どう関わればよいのか」という具体的な技術や実践の機会が不足しています。
その結果、「何も言わない」のが無難となり、組織内の信頼が損なわれていくことも。
この研修では、ハラスメントを避けつつ、組織の風通しを保つ関わり方を習得できます。
法律や制度の説明にとどまらず、「伝え方」「受け止め方」のズレに目を向ける構成が特長です。
実施概要
項目 | 内容 |
対象 | 管理職/リーダー層/一般社員(カスタマイズ可) |
形式 | 対面 or オンライン(Zoom等) |
時間 | 60分~180分(応相談) |
会場 | 山口市内の企業・施設、または当センター内 |
料金 | 内容・人数・時間によって個別にお見積りいたします |
少人数・短時間の研修にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
研修で期待できる効果
- 管理職が部下と安心して関われるようになる
- メンタル不調の“見落とし”が減る
- ハラスメントを避けながらも、適切な指導ができるようになる
- 「声をかけないこと」がリスクであるという意識が定着する
山口店のご案内・お問い合わせ
📍 認知行動療法カウンセリングセンター山口店
〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
🚶 JR湯田温泉駅 徒歩1分
🕙 営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
🌐 Webサイト:https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/
📩 お申し込みフォーム:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
最後に
「どう伝えるか」「どう関わるか」で、人は守られもすれば、傷つきもします。
上司やリーダーの声かけ一つが、部下のモチベーションや安心感に直結する今、
声をかけないこと自体がリスクとなりうる時代です。
当センターでは、現場の悩みに即した研修設計を大切にし、
単なる知識ではなく、**“行動として使えるスキル”**を身につける支援を行っています。
山口での研修をご検討中のご担当者さま、まずはお気軽にご相談ください。
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