MENU

DV(ドメスティック・バイオレンス)は、決して一部の家庭だけの問題ではありません。
山口県においても、相談件数は長年にわたり高い水準で推移しており、「我慢すれば何とかなる」「自分が悪いのではないか」といった思い込みの中で、表に出ない苦しみを抱えている方が少なくありません。
本記事では、山口県におけるDV相談の特徴を整理したうえで、DVの再発を防ぐためのカウンセリングについて、当センターの立場から分かりやすくお伝えします。


山口県におけるDV相談件数の推移と特徴

山口県の配偶者暴力相談支援センターに寄せられたDV相談は、

と推移しており、相談者の約97〜98%が女性です。
これらは県の相談窓口に寄せられた件数であり、警察や市町の窓口を含めると、年間3,000件を超える水準とされています。

全国的にもDV相談件数は高止まりしており、山口県の数字は人口規模を考慮すると決して少なくありません。
「相談件数が多い=問題が大きい」という単純な図式ではなく、相談できる人と、できずに抱え込んでいる人が同時に存在している現状が読み取れます。


DVの内容と近年の傾向

DVというと身体的暴力を想像しがちですが、実際の相談では精神的DVが約6割を占めています。

こうした行為は外から見えにくく、被害者自身も「DVだと気づけないまま」苦しんでいるケースが多くあります。
一方で、身体的DVや性的DVの相談も一定数あり、2019年の調査では女性の約3割が配偶者から何らかの暴力を経験したと回答しています。


山口県ならではのDV相談の背景

山口県は高齢化率が35%を超える地域であり、

といったケースも潜在的に存在します。
また、中山間地域や小規模な地域社会では、
「相談したことが周囲に知られるのではないか」
という不安から、相談そのものをためらう傾向も指摘されています。

若年層では、交際相手からの暴力、いわゆるデートDVも問題となっており、年代を問わずDVのリスクが存在しているのが実情です。


支援体制が整っていても、相談できない現実

山口県では、県・市町村・警察・民間団体が連携した支援体制が整えられています。
しかし、調査では県の相談窓口を「知っている」と答えた女性は約24%にとどまり、
DV被害経験者の約半数以上が「誰にも相談しなかった」と回答しています。

つまり、
「支援はあるが、届いていない」
という課題が残っているのが現状です。


DV再発防止カウンセリングとは

DVの問題は、被害を受けた側の支援だけでなく、加害行動が繰り返されないための取り組みも重要です。
DV再発防止カウンセリングでは、

認知行動療法の視点から整理していきます。


カウンセリングの流れ(架空事例)

〈事例〉
40代男性Aさん。
配偶者との口論の際、強い言葉で責め立ててしまい、「また同じことを繰り返してしまうのでは」と不安を感じ、相談に来られました。

①聞き取り
・どのような場面で衝突が起きたのか
・その時、何を考え、どんな感情が湧いたのか
・これまでの夫婦関係や生活状況

を丁寧に整理します。

②パターンの把握
怒りが強まる前のサインや、
「言われた=否定された」といった考えのクセを一緒に確認します。

③介入・練習
・感情が高まった時の具体的な対処
・言葉以外の選択肢(距離を取る、時間を置く等)
・考え方の幅を広げる練習

を行い、同じ状況でも別の行動が取れるように支援します。


認知行動療法カウンセリングセンター山口店のご案内

認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、
DVに関する悩みや再発防止について、認知行動療法の視点から整理し、現実的な対応を一緒に考えています。

山口店 基本情報

WEBサイト

https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/

お申込みフォーム

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


おわりに

DVは、数字に表れる以上に見えにくく、語られにくい問題です。
「相談してもいいのだろうか」「こんなことで相談していいのか」と迷う方も多いですが、
早めに整理し、立ち止まること自体が再発防止の第一歩になります。

一人で抱え込まず、必要に応じて専門家の力を借りてください。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、安心して話せる場を用意しています。

一覧に戻る