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アルコールと衝動的な言動を見つめ直すカウンセリングのご案内

(認知行動療法カウンセリングセンター山口店)


はじめに:飲酒後の行動に不安や後悔を抱えていませんか?

こうしたご相談が、当センターには定期的に寄せられています。

「本来の自分はそんなつもりじゃなかったのに」「あの場面でなぜ止められなかったのか」――
お酒に関する問題は、深い後悔や自己否定の感情を伴うことが多いものです。
その背景には、「飲酒」だけでは語れない心理的な要因が隠れていることもあります。


アルコールと問題行動、そして「依存傾向」という視点

飲酒は、感情や衝動のコントロールに影響を与える

「お酒が入ると、本音が出る」という考え方がありますが、実際には抑制機能(理性)が低下することで、日頃は抑えていた感情や衝動が表出しやすくなるのが現実です。

こうした現象は、アルコールによる一時的な作用だけでなく、継続的な飲酒習慣や考え方のクセとも関係しています。

アルコール依存の可能性について

「飲んだこと」よりも、「飲んだ結果、問題が生じているのにやめられない」状態が続いている場合、**アルコール依存症(アルコール使用障害)**という概念が関係してくることがあります。

たとえば、

こうした状況に当てはまる方は、依存傾向がある可能性があります。

ただし、私たちのカウンセリングでは医療的な診断や処方は行っておりません。診断が必要な場合には、精神科や専門外来の受診をご案内しています。
しかし、「診断名がついていなくても困っていることがある」「繰り返したくない行動がある」といった段階でも、心理的な支援は有効です


当センターで行っている支援の内容

認知行動療法(CBT)に基づいた面接では、以下のような流れでサポートを行っています。

① 状況と背景の把握

まずは、飲酒のタイミング、問題行動が起きた状況、直前の心理状態、後悔・罪悪感の有無などを丁寧に整理していきます。
その過程で、

など、**「繰り返してしまう構造」**を一緒に見つけていきます。

② 考え方(認知)へのアプローチ

こうした自動的な思考は、問題行動を後押ししているケースがあります。
認知行動療法では、これらの思考に気づき、必要に応じて修正・再検討することで、選択肢の幅を広げていくことが目標になります。

③ 問題を減らすための行動の工夫

当センターでは、禁酒の強制はしておりません
「飲む・飲まない」ではなく、どうすれば問題行動が起こりにくくなるかを、以下のような視点から考えていきます。

こうした行動レベルの工夫を重ねていくことで、再発のリスクを下げるサポートが可能になります。


ご家族・パートナーからのご相談も受け付けています

ご本人がカウンセリングに抵抗を感じていたり、まだ自分の問題として捉えていない場合でも、ご家族だけでご相談いただくことが可能です。

こうした困難な状況に対して、家族としてできる範囲の関わり方や支え方を一緒に考えていきます。


カウンセリングのご案内(山口店)

  1. 無料の事前相談(10~15分)
     → ご希望の内容や現在の状況を簡単にお伺いします。
  2. 初回カウンセリング(50分)
     → 詳細なヒアリングと整理を行い、今後の方向性をご提案します。
  3. 継続支援(必要に応じて)
     → 1~2週間に1回、あるいは月1回などのペースで無理なく継続可能です。

よくあるご質問(Q&A)

Q. アルコール依存の診断や治療はできますか?
A. 当センターでは医師による診断や薬物治療は行っておりません。診断が必要と判断された場合は、連携する医療機関の受診をおすすめすることがあります。

Q. カウンセリングでは禁酒を強制されますか?
A. いいえ。完全にお酒をやめることを目標にするのではなく、「問題行動が出ない範囲でどのようにコントロールするか」を一緒に考えるスタイルです。

Q. 法的な問題が関係していても相談できますか?
A. 可能です。警察沙汰や裁判を伴う事例についても、支援経験があります。必要に応じて弁護士と連携した意見書作成なども対応しています(有料・条件あり)。


アクセス・ご予約(山口店)


さいごに

「自分は変われるのか」「また迷惑をかけてしまうのではないか」――
そんな不安や後悔を抱えながらも、「向き合いたい」という気持ちがある方へ

私たちは、診断よりも、その人の現実の困りごとに向き合う支援を大切にしています。
まずは、小さな一歩から。ご自身のペースで、お話ししてみませんか?

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