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こんにちは、認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
今回は、2025年に改訂された新しい「ひきこもり支援ハンドブック」について、そして私たちのカウンセリングセンターがどのような支援を行っているのかをご紹介します。


◆ ガイドラインが大きく変わりました

これまでのひきこもり支援は、「医療モデル」が中心でした。つまり、「精神疾患や障害があるかどうか」に重きを置いた視点で評価・対応されることが多く、「診断がないと支援につながりにくい」といった課題がありました。

今回の改訂では、この点が大きく見直されました。

✅ 支援の視点は「医療」から「ソーシャルワーク」へ

これにより、「困っているけれど、これまでは支援対象にならなかった人」も支援の対象になったのです。


◆ 「自立」ではなく「自律」をめざす支援

これまでの支援では、「就労」や「社会参加」をゴールとすることが多く、本人が追い詰められてしまうケースもありました。

新ガイドラインでは、目指す姿として以下のように明記されています。

「自律」とは、自分自身の思いや価値観に基づいて、生活や人との関わりを自分で選び取っていける状態を指します。

つまり、無理に外へ引っ張り出すのではなく、その人のタイミングで、少しずつ社会とつながっていくことを支えるという考え方です。


◆ 認知行動療法カウンセリングセンター山口店でできる支援

当センターでは、認知行動療法(CBT)をベースに、ひきこもり状態にある方やそのご家族のご相談をお受けしています。当センターの代表・岡村は滋賀県での支援現場で、若者から高齢者までの幅広いひきこもりケースに対応してきた経験があります。その中で得た知見をもとに、山口でも地域性に合わせた柔軟な対応を行っています。

🌱 ご本人への支援

🏡 ご家族への支援

🔁 支援はスモールステップで

新ガイドラインでも強調されているように、「急がず、焦らず」が原則です。
当センターでは、無理に変化を促すことなく、本人や家族のペースに合わせて進めていきます。


◆ 実際の支援の流れ(例)

ケース例(架空):20代男性・半年以上自室で過ごしている状態/家族からの相談がきっかけ

  1. 初回は母親が来談。「どう関わればいいのかわからない」という相談
  2. 認知行動療法の考え方を元に、ご家族の気持ちを整理
  3. 本人の様子を共有しながら、関わり方の工夫(例:声のかけ方、距離のとり方)を一緒に検討
  4. 数か月後、本人がオンラインで初相談
  5. 「本人が望む未来は何か」を一緒に考える面談へと進む

◆ ひきこもりは「本人の問題」ではありません

ひきこもり状態にある方の多くは、「なまけている」わけではなく、何らかの事情があってそうせざるを得なかった人たちです。
そして、それは本人だけでなく、家族や地域の環境、社会の在り方とも深く関係しています。

私たちは、「一人の問題」にしないために、支援者としてできることを丁寧に続けていきます。


◆ まとめ

「このままでいいのかな…」と悩んでいる方へ。
その一歩を、私たちが一緒に考えます。


📚 出典

厚生労働省(2025)
ひきこもり支援ハンドブック~寄り添うための羅針盤~
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001471237.pdf


ご相談窓口

📍認知行動療法カウンセリングセンター 山口店
〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室

▶無料相談・カウンセリングのご予約はこちらから(Googleフォーム)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform


認知行動療法カウンセリングセンター山口店

https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/

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