2025年10月11日
- ご案内メンタルヘルス
山口で健康経営を支える「健康経営アドバイザー」とは

~従業員の心の健康を守るために、認知行動療法の視点から考える~
近年、「健康経営」という言葉を耳にする機会が少なくありません。
従業員の健康管理を経営的な視点で考え、会社全体の生産性向上や離職防止につなげる取り組みです。
この健康経営を専門的にサポートする資格として注目されているのが、**「健康経営アドバイザー」**です。
今回は、健康経営アドバイザーの役割や、認知行動療法カウンセリングセンターが行う“メンタルヘルス支援”との関係についてご紹介します。
ご挨拶
こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
当センターは、山口市今井町4-10 山根ビル201号室にて、
認知行動療法(CBT)を専門としたカウンセリングを行っています。
「気持ちの整理をしたい」「仕事のストレスで集中できない」など、
お一人おひとりの課題に合わせて、CBTを用いた心理的サポートを提供しています。
本日のテーマは――
「健康経営アドバイザー」とは何か?そして、職場のメンタルヘルス支援にどう活かせるのか?
という内容でお話しします。
健康経営アドバイザーとは
健康経営アドバイザーは、東京商工会議所が実施する認定資格制度です。
企業が健康経営を実践する際に、社内外からサポートを行う専門家を育成することを目的としています。
(参考:https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/adviser/)
企業規模を問わず、健康経営を進める上で必要な知識――
たとえば「健康診断の活用方法」「労働安全衛生の基礎」「ストレスチェック制度の運用」などを理解したうえで、
経営者や従業員に対して健康維持・増進のアドバイスを行います。
主な役割は以下の3つです:
- 企業の健康課題を把握し、課題解決の提案を行うこと
従業員の健康データや勤務状況をもとに、改善の方向性を整理します。 - 経営者に対して健康経営のメリットを伝えること
健康投資が生産性や業績にどのように関わるかを、データや理論に基づいて説明します。 - 従業員一人ひとりへの意識改革を支援すること
セルフケアやメンタルヘルス対策を浸透させ、職場の「健康文化」を育てます。
当センターでも、代表およびスタッフが健康経営アドバイザー資格を取得しており、
今後はより専門的な支援を行うため、健康経営エキスパートアドバイザー資格の取得も目指しています。
認知行動療法(CBT)の専門知識と組み合わせることで、
職場のメンタルヘルスやコミュニケーション改善など、心理面からの健康経営支援を行うことが可能です。
健康経営における「心の健康」の重要性
企業の健康経営というと、食事や運動、睡眠などの身体的な健康が注目されがちです。
しかし、実際には従業員のメンタルヘルス(心の健康)が、生産性や定着率に関係する傾向があることが多くの研究で示されています。
たとえば、
- 仕事のミスを過度に恐れて動けなくなる
- 人間関係のストレスから欠勤が続く
- 頑張りすぎて燃え尽きてしまう
といった状態が続くと、個人だけでなく職場全体の雰囲気や成果にも影響が及びます。
ここで重要になるのが、「認知行動療法(CBT)」の視点です。
認知行動療法が支える「健康経営」
認知行動療法とは、「考え方(認知)」と「行動」の関係に注目し、
ストレスの感じ方や仕事への取り組み方をより現実的で柔軟にしていく心理療法です。
健康経営の現場では、このCBTの考え方を活かすことで、
従業員が自分で心を整える力を身につけることができます。
具体的には:
- ストレスチェックの結果をもとに、自分の「思考の傾向」を整理する
- プレッシャーを感じやすい人に、現実的な捉え方を共に検討する
- 自分を追い詰める“完璧主義”や“自己批判”を和らげる
- チーム全体で「感情を共有しやすい雰囲気」をつくる
こうした取り組みは、「ストレスを減らす」だけでなく、生産性の維持や離職の予防にもつながります。
山口で進む「健康経営」の関心
山口県内でも、健康経営やメンタルヘルス対策への関心を持つ企業が少しずつ増えています。
特に中小企業では、専任の人事担当を置くことが難しいため、
どのように取り組めばよいか悩まれる経営者も多くいらっしゃいます。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、
そうした企業に向けて「ストレスチェック結果の活かし方」や「管理職の声かけの工夫」など、
実践的なメンタルヘルス支援や研修を行っています。
当センターのサポート例
- ストレスチェック後のフォローアップ面談
→ 結果を見て終わりではなく、「次の行動」を一緒に考えます。 - 管理職向けメンタルヘルス研修
→ 部下の不調に気づくポイントや、声のかけ方、相談ルートの設計などを学びます。 - 従業員向けオンラインカウンセリング
→ 秘密が守られる環境で、安心して相談ができます。
経営者が「健康経営アドバイザー」と連携するメリット
健康経営アドバイザーと協力することで、
企業は「健康経営の見える化」を進め、従業員の心身の状態を組織的に把握できます。
さらに、カウンセリング機関や心理士と連携することで、
個人面談・研修・社内体制づくりをワンストップで整えることも可能です。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店のご案内
住所:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
LINE:https://lin.ee/26sKHRK8
予約フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
Webサイト:https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/
よくある質問(Q&A)
Q1. 健康経営アドバイザーはどんな相談に乗ってくれますか?
A1. 健康経営アドバイザーは、企業の健康施策全体を見渡し、現状の課題整理や改善の方向性を一緒に考える専門家です。
「ストレスチェックの結果をどう活かせばよいか」「管理職の声かけをどうすればよいか」といった実務的な相談にも対応できます。
また、認知行動療法(CBT)の視点から、職場のストレス対処や心理的安全性を高める工夫など、心の健康づくりに役立つ助言を行うこともあります。
Q2. メンタルヘルス研修はオンラインでも対応できますか?
A2. はい、Zoomを使ったオンライン研修にも対応しています。
山口県内だけでなく、全国の企業・団体からもご相談をいただいております。
Q3. 健康経営は、まずどんなことから始めると良いですか?
A3. いきなり制度を整えるよりも、まずは職場で感じている課題を把握することから始めるのが現実的です。
従業員アンケートやストレスチェックの結果をもとに、職場の雰囲気やコミュニケーションを振り返るだけでも次の一歩が見えてきます。
大切なのは、「何が悪いか」を探すのではなく、安心して意見を共有できる場をつくることです。
当センターでは、CBTの視点を活かして、職場で話し合いを進めるための方法や、心理的に安全な関わり方をサポートしています。
まとめ
健康経営アドバイザーは、企業の「健康投資」を支える重要な専門家です。
そして、その中でも“心の健康”に焦点を当てることは、持続的な経営の基盤づくりに欠かせません。
認知行動療法カウンセリングセンター山口店では、
**「心の整え方を学び、職場に安心と活力を取り戻す」**ための支援を行っています。
健康経営の第一歩として、ぜひ一度ご相談ください。