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こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。

「肩や腰の痛みが何か月も続いている」
「検査では異常なしと言われても痛みが引かない」
「薬を飲んでいるが十分に良くならない」

こうした慢性的な痛みに悩む方は少なくありません。

痛みは本来、体の不調を知らせる大切なサインですが、長引くことで仕事や家庭生活、人間関係や趣味にまで影響を及ぼすことがあります。

近年では、薬やリハビリと並んで、心理的なアプローチ が必要とされています。その代表的な方法が 認知行動療法(CBT) です。CBTは「痛みを完全になくす」ことを目標とせず、痛みがあっても生活を取り戻す ためのサポートを行います。

この記事では、山口で提供している疼痛カウンセリングについて、認知行動療法の観点からご説明します。


慢性疼痛とは

急性痛と慢性痛

慢性疼痛にみられる悪循環

  1. 痛みを感じる
  2. 「また悪化したのでは」「このまま治らないのでは」と不安になる
  3. 動くことを控える
  4. 筋力や体の機能が落ち、活動が制限される
  5. 痛みがさらに強まり、生活の幅が狭まったと感じてしまう

こうした悪循環を断ち切るためには、痛みそのものに加えて「痛みへの向き合い方」を変えることが大切です。


健康のとらえ方と慢性疼痛

かつては「病気がないこと=健康」と考えられてきましたが、現在は「身体的・精神的・社会的に充実している状態」を健康とみなす考え方が広がっています。

そのため、症状があっても生活の質(QOL)を保つことが重要です。カウンセリングでも「痛みを消す」ことだけにとらわれず、痛みがあっても自分らしい日常を送れるようにすること を重視します。


認知行動療法(CBT)で行うサポート

1. 認知の整理と見直し

「痛みがある=動くと悪化する」といった思い込みが活動を制限する場合があります。CBTでは、自動的に浮かぶ考えに気づき、それが痛みにどう影響しているかを確認しながら、別の捉え方を取り入れていきます

2. 行動の工夫

動かないことが続くと体が弱まり、逆に痛みが増すことがあります。少しずつ行動を広げて「痛みがあってもできること」を増やしていきます。

3. セルフモニタリング

痛みの強さや状況、気分や行動を記録することで、自分に合った傾向を把握できます。気づきをもとに、より良い対応を考えることができます。

4. リラクセーション

深呼吸や筋弛緩法などを取り入れ、体の緊張を和らげます。心身が落ち着くことで、痛みの感じ方も変化することがあります。

5. 感情のケア

不安・抑うつ・苛立ちといった感情が痛みを強めることがあります。カウンセリングでは感情と痛みのつながりを整理し、感情に振り回されにくくなるスキルを身につけます。


カウンセリングの流れ(山口店の場合)

  1. 初回面接(50分)
     痛みの経過や生活への影響を丁寧に伺います。
  2. ケースフォーミュレーション
     痛みと考え方・感情・行動の関係を図式化し、「なぜ悪循環が生じているのか」を一緒に整理します。
  3. 心理教育
     「痛みと脳のつながり」「活動と休息のバランス」などをわかりやすくご説明します。
  4. 具体的な取り組み
     - 活動ペーシング(動き方や休み方の工夫)
     - 認知の整理(不安を強める考えの見直し)
     - リラクセーション(体を緩める習慣づくり)
     - 睡眠改善(より良い眠りのサポート)
  5. 振り返りと再構築
     「痛みがあってもできること」を増やし、自分らしい生活を少しずつ取り戻していきます。

山口でカウンセリングを受けるメリット

当センター山口店は、JR湯田温泉駅から徒歩1分 の通いやすい場所にあります。完全予約制で、落ち着いた空間の中でご相談いただけます。

対象となる方の一例:


よくあるご質問(Q&A)

Q1. 薬を飲んでいるのですが、カウンセリングは受けられますか?
A1. はい、可能です。ただし現在お薬を使用中の方は、必ず主治医の同意を得たうえでご利用ください。

Q2. カウンセリングで痛みが完全になくなりますか?
A2. 目的は「痛みを消す」ことではなく、「痛みがあっても生活できる」力を育てることです。その結果、痛みが軽くなる方もいらっしゃいます。

Q3. どのくらいで効果を感じられますか?
A3. 個人差はありますが、8〜12回程度で痛みへの向き合い方や生活の工夫に変化が見られるケースが多いです。


ご予約・お問い合わせ

認知行動療法カウンセリングセンター山口店
住所:〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)


まとめ

慢性疼痛は「痛みそのもの」だけでなく、「痛みに対する考え方」や「行動のパターン」によっても影響を受けます。

認知行動療法は、痛みを消すことだけにとらわれず、痛みがあっても生活の幅を広げ、自分らしい毎日を取り戻すこと を支援するアプローチです。

山口で慢性疼痛にお悩みの方は、ぜひ当センターにご相談ください。

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