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〜認知行動療法を活かした関わり方の工夫〜

はじめに

こんにちは。認知行動療法カウンセリングセンター山口店です。
JR湯田温泉駅から徒歩1分という便利な場所にあり、山口市内だけでなく近隣地域の方々にも多くご利用いただいています。

人間関係の悩みは、職場・家庭・友人関係など、生活のあらゆる場面で生じます。
「いつも同じパターンで気まずくなる」「相手に言いたいことを我慢してしまう」「距離を置かれている気がして不安」といった悩みは、多くの方が抱える共通のテーマです。

当センターでは、認知行動療法(CBT)の視点を用いて、こうした悩みを整理し、自分らしい関わり方を見つけるためのカウンセリングを行っています。


人間関係の悩みを整理する

人間関係での行き違いには「出来事そのもの」だけでなく、その後に生じる 考え(認知)・感情・行動 の連鎖が影響します。

例えば、同僚からの返事が短かったとき:

このように、出来事と自分の受け取り方を切り分けて整理することで、どこに工夫の余地があるのかが見えてきます。


いつもと違う選択を試す

同じ場面でも、考え方を少し変えるだけで新しい行動の選択肢が生まれます。

このような 「いつもと違う選択」 を積み重ねることで、関係のバランスが変わり、相手との距離感も少しずつ改善されます。


折り合いをつけるという発想

人間関係の改善は「相手を完全に変える」ことでも「自分を押し殺す」ことでもありません。
大切なのは、双方が納得できる折り合いを見つけること です。

折り合いをつける視点を持つと、関係性が壊れるのを防ぎ、むしろ安心感を高めることにつながります。


考えを整理する

人間関係で悩むと、感情に押されて「なぜこうなったのか」が見えなくなりがちです。
カウンセリングでは、以下の作業を通じて 考えを整理 します。

これにより、自分が抱えやすい思い込みやパターンを見直し、より柔軟な考え方を選べるようになります。


アサーションを学ぶ

人間関係を改善するうえで効果的なのが アサーション(自己表現の方法) です。
アサーションとは「自分も相手も尊重しながら伝えるスキル」を意味します。

例えば、「あなたのせいで困っている」ではなく「私はこういう点で困っている」と伝えることで、相手を責めずに自分の気持ちを共有できます。
このような伝え方を練習することで、誤解や摩擦を減らし、建設的な会話がしやすくなります。


カウンセリングの流れ(例)

山口店でのカウンセリングは一律の手順ではなく、一人ひとりに合わせて柔軟に進めます。
一例を挙げると:

  1. 初回面接(50分)で現在の人間関係の悩みを丁寧に伺う
  2. パターンの整理:「状況・考え・感情・行動」の流れを見える化
  3. 代替行動や折り合いの検討:「いつもと違う選択肢」を一緒に考える
  4. アサーション練習:会話のロールプレイで自己表現を実践
  5. 振り返りと調整:実生活で試したことを共有し、次に活かす

※この流れはあくまで一例であり、全ての方が同じ方法で進むわけではありません。


Q&A

Q1. 人間関係の悩みはカウンセリングで改善できますか?
A1. 改善の度合いは人によりますが、自分のパターンを整理し、新しい行動を試すことは多くの方に効果的です。

Q2. アサーションを身につけるのは難しいですか?
A2. 最初はぎこちなくても、練習と実践を繰り返すことで自然に使えるようになります。

Q3. 職場・家庭・友人など、さまざまな関係に応用できますか?
A3. はい。人間関係の種類にかかわらず、認知行動療法とアサーションは幅広く役立ちます。


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まとめ

人間関係の悩みは「相手を変えること」よりも「自分の考えや行動を見直すこと」で改善できる場合が多くあります。
カウンセリングでは、考えや感情を整理し、アサーションを活用しながら、より安心できる関係づくりをお手伝いします。

山口市やその周辺で人間関係に悩んでおられる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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