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日々の暮らしの中で、スマートフォンはすっかり欠かせない存在になりました。調べものも、連絡も、ちょっとした息抜きも、すべてスマホで完結してしまいます。

ですがその一方で、

そんなふうに感じたことはありませんか?

本記事では、山口市周辺にお住まいの方で「スマホとの付き合い方を見直したい」と感じている方に向けて、認知行動療法(CBT)や再発予防の視点から、現実的で取り組みやすい対策をご紹介します。


「スマホ依存」ではなく、「ちょっとしたクセ」と捉えるところから

「依存」という言葉を聞くと、「やめられない自分はおかしいのでは」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

でも私たちは、スマホの使い方に悩む方を「依存している人」とは見ていません。
むしろ、「その時その時で、自分なりのやり方で気持ちを落ち着けようとしていた」結果として、今の状態になっている――そう捉えるのが認知行動療法の立場です。

少しだけ生活を見直したい。その気持ちがあれば、今からでも十分に改善が可能です。


どうしてスマホをやめられないの?気持ちと行動のつながり

認知行動療法では、「行動には必ず理由がある」と考えます。
スマホを見続けてしまうのも、その裏には気分や考え方が影響していることが多いのです。

たとえば:

状況感じていた気分よくある行動
帰宅後、疲れているだるい・無気力ゲームをしながらダラダラする
寝る前に一人になる寂しさ・不安SNSを何度もチェックする
人と話した後自分の話し方が気になる過去のやり取りを何度も見返す

このように、スマホを見ること自体が問題なのではなく、**「気持ちを落ち着けるための工夫として使っている」**側面があるのです。


スマホとの向き合い方を整えていくための3つのヒント

ここでは、実際に多くの方が取り入れている工夫を3つご紹介します。

※この順番通りにやらなければいけないというわけではありません。
認知行動療法では、ひとりひとりの状況や生活スタイルに合わせて、必要な部分から取り組むことを大切にしています。

ヒント1:まずは「自分の使い方」を把握する

「やめなければ」と思う前に、まずはいつ・どんな気持ちで・何に使っているのかを軽く記録してみましょう。

このように整理していくことで、自分の中にある「きっかけ」と「パターン」が少しずつ見えてきます。

ヒント2:気持ちを落ち着ける“別の手段”を探す

スマホに頼っていた場面を、他の方法で少しでもカバーできないかを一緒に探します。

たとえば:

こうした「代わりになる行動」があると、スマホへの依存度を少しずつ下げていくことができます。

ヒント3:小さな“マイルール”を試してみる

いきなり「スマホ断ち」を目指す必要はありません。
むしろ、「自分で選んで使う」感覚を取り戻すことが大切です。

例:

無理のない範囲でルールを試し、「自分に合う方法」を見つけていくプロセスこそが大切です。


「また見すぎてしまった…」と感じたときは?

行動を変えていく過程では、うまくいかない日もあります。
でもそれは、「後戻り」ではなく「学びのきっかけ」です。

再発予防の視点ではこう考えます:

このように、過去を責めるのではなく未来へのヒントとして振り返ることが、リラプス・プリベンション(再発予防)の考え方です。


認知行動療法カウンセリングセンター山口店でできるサポート

私たちは、スマホの使いすぎそのものを責めるのではなく、
「なぜそうせざるを得なかったのか?」
「どうすれば今よりラクになるか?」
を一緒に整理し、現実的な方法を提案していきます。

こうしたご相談も、日々多く寄せられています。お一人で抱えず、お気軽にご相談ください。


【アクセス・ご予約】認知行動療法カウンセリングセンター山口店

📍住所:山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
🚉最寄駅:JR湯田温泉駅 徒歩1分
🕙営業時間:10:00〜20:00(完全予約制)
💬LINE相談窓口https://lin.ee/26sKHRK8
📝予約フォームhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSelm3nMBwOyvwnkhrkihe-APBzNTll2NL4fsPB6b6hHMzC8GA/viewform
🌟Google口コミhttps://g.page/r/CTjhO6Kjpd35EBM/review
🌐公式サイトhttps://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/


よくあるご質問(Q&A)

Q. カウンセリングではスマホを完全にやめさせられますか?
A. いいえ。私たちは「使うかどうかを自分で決められる状態」を目指してサポートしています。

Q. スマホを使わないと仕事ができないのですが、それでも相談していいですか?
A. もちろんです。使用を前提としたバランスの取り方を一緒に考えます。

Q. 子どものスマホ依存が気になります。親だけで相談しても大丈夫ですか?
A. 保護者の方からのご相談も多くいただいています。関わり方の工夫や声かけの方法も一緒に考えていきましょう。


おわりに|「やめる」より「選べる」スマホの使い方へ

スマホとの関係をゼロか100で考える必要はありません。
「やめなきゃ」ではなく、「どう使っていきたいか」を考えることで、スマホとの距離は自然と整っていきます。

そのためのヒントを、一人で探すのは難しいこともあります。
私たちは、**「変わりたい」「少し楽になりたい」**という気持ちを尊重しながら、寄り添う支援を心がけています。

どうぞ、気軽にご相談ください。

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